「奢り、奢られ論争」に終止符を打とう
未だにネット上で議論が繰り返される「奢り、奢られ論争」。
デート代は男性が払うべきなのか、割り勘にすべきなのか、永遠に答えが出ない問いではあります。
なぜ「奢り奢られ」がここまで論争として発展してしまうのか。それは、「奢られた金額=女の価値」だと感じてしまうからだと思います。
男性からの奢りで受け取るのはお金だけではなく、「私は女として価値がある」という、社会的承認なんですよね。
ここで私は言いたい。
「お前は神田うのか! 今はバブルじゃねえんだよ!」と。
今の時代はもう、女性は奢られることにこだわらなくても良いと考えています。その理由について解説していきます。
奢る=脈アリとは限らない
「奢らなかったけど、好意はある」というケースもあるし、「奢ったけど、やりたいだけ」というケースもあるので、「奢り」という行動自体で脈アリか脈ナシかは測れません。
結婚相談所の人もこんなことを言っていました。
「男性から奢ってもらえなかったときに脈ナシと考える女性が多すぎる。あいつらはデート慣れしていない部分もあるが、その分いい奴なんだ!」と。
私の経験上でも、絶対に奢る男=脈アリだったケースばかりではありませんでした。見栄っ張りな男性やワンチャン狙いもいますしね。
また、知人は「元カレは毎回奢ってくれたけど、常に優位な立場に立ちたいモラハラ野郎だったので別れた」と話していました。
お金を力として使ってしまうタイプもいるので、奢る男=イイ男と捉えないほうがいいです。
デート代を全額払う男性は3割程度
実際のところ、みんなはどうしているんでしょうか。
お金をテーマにしたWebメディア「mymo」による、デート代に関するアンケートによると「男性が全額払う」が30%、「男性が多めに払う」が37%、「割り勘」が29%、「女性が多めに払う」が1%、「女性が全額払う」が3%という結果が出ていました。
【「デート代はどっちが払う?」(2018年7月30日公開)】
なんと、デートで全額奢っている男性の割合は約3割。女性が財布を開いているパターンは7割にものぼるのです。
筆者の周りの男子20人(年収350万円~600万円のサラリーマン)にも同様のアンケートを取ったところ、これとほぼ同じ割合の結果が出ました。
年収や年齢にもよると思いますが、若い世代の平均的なサラリーマンとデートに行く場合、割り勘、もしくは男性が少し多めに払うというのがスタンダードになってきているようですね。
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