「私なんて…」ループにハマりやすい人必見!30歳からの自分の愛し方

日本という国には“謙遜”という言葉がある。
へりくだり、慎ましやかに自慢せず。控えめにふるまうことを指す。
良きこととして語られる言葉ですが、反射的に謙遜してしまう行為は、自分をおとしめる害でしかないのかもしれない。最近そうと思う瞬間が多々あります。

「勉強してなーい」トラップに引っかかる思春期

過剰に謙遜してしまうことで扱いに思い悩む女性の画像

私が初めて謙遜という悪意に触れたのは、忘れもしない中学2年のテスト前です。
当時仲の良かったサイトウさんと「明日から期末テストだね。勉強どのくらいしてる?」と談笑しながら帰った日。彼女は「全然してないわー眠いわー」と笑いながら話していましたが、翌日のテストでは90点台を叩き出し、結局学年上位を取ったのでした。

「謙遜というウソをつく奴は許せない!」
そう意識してから約20年。しかしながら、今の自分はすっかり長いものに巻かれる人間へと成長し、日々謙遜しまくりの生活を送るようになっています。
その代表が、いわゆる「キレイですね」「仕事頑張ってますね」「面白いですね」といった、私個人の資質や能力、努力を褒めてもらったときの謙遜です。
内心すごく嬉しいし「そりゃ頑張ってますから!」が本心だとしても、反射的に「いやーそんな事ないですよー」と、褒めのステージから降りてしまうのです。