意思表示できる女のほうが一緒にいて楽しい

先ほどの友人のように、男性に尽くしまくって好かれようとしてもうまくいかず、悪循環に陥るケースは多いです。

あまり尽くしすぎると「ここまですれば私に感謝してくれるはず!」という見返りの期待値も大きくなって、思うような反応が得られなかったときに「私のことをわかってくれない! 見てくれない!」という気持ちが強くなります。
さらに「彼に本音を言えない」という要素も重なると、精神的な負担は大きくなります。

私の経験上では、あまり尽くしすぎず、言いたいことは伝えられているときのほうが、恋人との関係がうまくいきましたし、大事にされました。自分でもかなりワガママなほうなんじゃないかと思います。
彼いわく「そういうワガママなところが他の女性と違って新鮮だし、本音を言ってくれるのは楽」とのこと。彼自身は今まで慎ましやかな女性と付き合う機会が多かったそうですが、言いたいことを我慢する女性は最後の最後に不満を爆発させていきなり別れを切り出すケースがほとんどとのこと。

女性が適度にワガママなほうが、男性は「この子のワガママを許せるのは俺だけ……他の人じゃ務まらない」という、父性のような、献身的な気持ちが湧くようです。男性は気まぐれな女性に尽くしている自分が好きなのです。
また、変化球のワガママを言うことによって、予定調和を崩すことができます。「きっと彼女はこういうことを言って、こんな受け答えをするんだろうな」という彼の予想を裏切ることによって、「なんだこの子は! まだ俺の知らない一面があるのか!?」と思ってもらえて、より魅力を感じさせることができます。