セフレを脳内で彼氏扱いしてもいい

 先ほど「セフレは結婚相手には向かない」とお話しましたが、恋人として付き合うのはアリだと思っています。恋人になる方法は、告白を交わしていなくてもなれます。

 それは…、脳内でセフレを彼氏として扱うこと。

 男性でよくある「告白してないけど、付き合ってるつもりでいた」というやつです。2人の関係なんて自分で定義していいんですよ。
「セフレを恋愛の延長だと思ってる女は愚か」と言う方もいらっしゃいますけど、「何度もセックスしてる相手を恋人にしない男」もある意味愚かなので、お互い様なんじゃないでしょうか。

 名前のない関係はとても曖昧で不安になるので、いっそのこと脳内彼氏にしましょう。脳内でどう定義しようが個人の自由です。
「私はどうせセフレだし…」と卑屈になると、どんどん気持ちが沈んでいきますが、「私はあなたの彼女ですけど何か?」というつもりで振舞っていると、彼からも「この子といると恋人気分を味わえて楽しいな」と思ってもらえます。「彼女ヅラは嫌がられる」なんて戯言も気になるかもしれませんが、相手の立場を考えて行動できているなら大丈夫。
開き直って脳内で「ダーリン♥」と呼びましょう。

本命彼氏が欲しいならセフレを踏み台にしなさい

 セフレ沼でお悩みの女性は、セフレから雑な対応をされることよりも、セフレがチラつかせる“好きっぽい”態度に翻弄されているのではないでしょうか。

 「もしかして私のこと好き?」「このまま付き合えちゃうんじゃない?」そんなことを考えながらズブズブとセフレ沼にハマってしまう…。まるで、取れそうで取れないUFOキャッチャーのぬいぐるみに執着するかのごとく。
もし、現時点でご自身の「付き合いたい」という需要を満たしてくれる相手ではないのなら、きちんと付き合える彼氏を探したほうが良いでしょう。そのほうがメンタルも落ち着きます。

 セフレがいることでボディケアやオシャレに気を遣っているあなたは、セフレがいないフリー状態よりも格段にモテます。定期的にセックスする相手がいるという事実も気持ちの余裕につながります。セフレはセフレで楽しみながら、結婚を前提とした本命枠の彼氏もゲットしましょう。

 「セフレよりも好きになれる男が見つかる気がしない…」と思っている人でも、人の魅力に気付ける癖がつくと、案外他に好きな人もできるものです。出会う場所を増やす、出会った男性の良い部分を見つける…。そういったことを心がけていきましょう。

 要点としてはこちら

・セフレと付き合いたくなったら、結婚後のことも考えてみて
・セフレは脳内で彼氏カウントしていい
・フリーの人はセフレを踏み台にして本命彼氏を探そう

 以上が、大好きなセフレとうまく付き合うためのマインドセットです。
ついつい「私は所詮セフレ・…」と考えてしまう女子は、思考パターンを変えてみてくださいね。

Text/凛乃子