ヘトヘトでも作れちゃう、たった10分でできるレシピ本『終電ごはん』

終電ごはん 梅津有希子 高谷亜由 幻冬舎 Cooking! By Webb Zahn

 終電で帰って来てクタクタ。もう食事を作る気力なんて残っていない! でも食べたい‥‥‥。コンビニ食や外食を続けていては体にも悪いし、食費もかさむ。
 今回は、そんな悩みを持つ働きもののあなたに必見の一冊をご紹介します。10分でつくれて栄養バランスが良い、しかも低カロリーの食事レシピが満載です。

 文章を担当している梅津有希子さんはご自身のブログで、本書制作にあたり、終電で帰っていると予想される編集者や代理店、メーカー広報などの仕事に就いている人たちに「深夜のご飯になにを食べているのか」をヒアリングしたと明かしています。すると豆腐一丁や、ラーメンや牛丼など、一生懸命働いた人が食べるにしてはあまりに可哀相すぎる声が寄せられたそう。
 梅津さんが調査を続ける過程で「温かいものがあれば人は救われる」という意見があったといいます。そこで、第一章の「スープさえあれば」では、作り置きして2日目3日目にアレンジもできるスープ料理を掲載。具だくさんみそ汁、ハーブ風味のトマトスープ、あさりときのこのスープなど、1日の締めくくりに食べたら幸せな眠りにつけそうなレシピがテンコ盛り。写真を見るだけでも今すぐ食べたくなるような料理は、ベトナム&タイ料理講師であり料理研究家の高谷亜由さんが担当しています。
 「うどんなら作れるかも」「おとうふは免罪符」などによる全6章で構成され、読み応え、食べ応え抜群の新感覚のレシピ本! 終電ごはんがラクになる便利グッズや終電ごはんをもっと楽に美味しく食べるテクニックも収録しています。

 一生懸命働くあなた、そしてヘトヘトになって帰って来た恋人や夫に元気を与える終電ごはん。今日一日の締めくくりに10分間で愛情いっぱいのごはんをどうぞ。

終電ごはん 梅津有希子 高谷亜由 幻冬舎

書名:『終電ごはん』
文: 梅津有希子
料理:高谷亜由
発行:幻冬舎

Text/Yuuko Ujiie