主語を「彼は」「彼が」にしない
彼のことが大大大好きで、その気持ちを態度や言葉で伝えて愛情表現することはとても素晴らしいと思います。
わたしも夫婦生活の中で身をもって実感していますが、好きな気持ちを出し惜しみして得することなんて一個もないんですよね。
彼には「好き好き大好き!」「ラブがずっととまらない!」「あなたへの愛が天井知らず!」と、もったいぶらずにこれからもどんどん伝え続けてください。
でも、彼に対する愛がプラス方向ではなく、マイナスの方向に広がっていってしまうのは、ちょっと危険ですね。
たとえば、ずっと片想いしていた彼に告白したけど振られてしまった、長く付き合っていた彼と別れてしまった、などといった恋愛において落ち込むイベントが発生してしまったのであれば、這い上がり方や傷の治し方を知るためにとことんマイナスの方向に全力疾走して、突き当たった壁に一度手をついてみることも時には必要だと思います。
しかし、現時点であなたは大好きな彼と付き合えています。絶世の美女が突然ライバルとして現れただとか、彼が浮気を繰り返してるといった不安要素もなく、傍から見たらとても幸せいっぱいの充実した状況ですよね。
それなのに、あなたが勝手にマイナスの方向に進もうとしている。それは彼との関係どうこうというより、あなた自身の考え方・ものの捉え方の問題のように感じます。
「彼に嫌われてしまったら」と不安になって泣いてしまっているようですが、そんなことをして何か変わるんでしょうか?
泣いて何かいいことある? マジで時間の無駄じゃない?
考え方を変えることはとても難しいですが、もう少し気持ちに余裕が持てるようになった方が良いと思います。
すでにあなたは「彼に依存している」という自覚を持っているようですので、依存から脱却するマインドについてお話させて頂きますね。
まず、彼は彼、あなたはあなた、それぞれ一個人として切り離しましょう。
彼とあなたは別の人間。だからあなたは、主語を「彼は」「彼が」にしてはいけません。
あなたの人生の中に彼を取り込もうだとか、彼の人生の中に自分が入り込もうだとかするから、依存してしまうのです。
あくまでも、あなたの人生と彼の人生の一部が重なるものだと考えてください。
彼にあなたの人生の責任を委ねるようなことをせず、自分のために、自分で考えて、自分で決断して、自分の足で歩くことが今のあなたには必要です。