とまあ、辛辣なことを好き勝手言わせていただきましたが、「でも！ だって！彼のことが好きなんだもん！」と返されてしまえば、わたしにはどうしてあげることもできないのです。

　周りの友達からは「そんな最低な男やめなよ！」「もっといい男がいるよ！」などと耳にタコができるほど言われているだろうし、あなた自身が自分のことを「都合のいい女だってわかってる」と言っているぐらいですから。
それに、もしも本当に心から彼のことを諦めたい・嫌いになりたいと思っているのなら、すでにLINEをブロックするなり電話を着信拒否するなりして、無理やりにでも彼の存在価値を下げるための行動をとってるはずですしね。

　デモデモダッテになって、セフレに執着して、周りの意見に聞く耳を持てないあなたのことを、救ってあげられる人は誰一人としていません。
この問題は、自分自身で決着をつけるしかないのです。

　ただ、これはわたしの勝手な願いですが、どうか惨めな自分に甘んじないで欲しい。

　傷ついた自分を救う術はいくらでもあります。
しかし、ひどく惨めになった自分を、よく頑張ったねと自分で褒めてあげて、鼓舞させて、立ち上がるのはとてつもなく難しい。
だから、周りの声をよく聞いて、余計なものを断ち切り、自分の価値を蔑ろにせず、自分自身を奮い立たせて欲しいと思います。

　どうか、楽な方へと逃げることを、やめてください。
あなただって、他のみんなと同じように、誰かにとっての1番になれる存在なのですから。

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　この連載では引き続き読者の皆さまからの恋愛相談を募集します。
最後の一歩が踏み出せない方の背中をドーン！と押すため、今にも崖から落ちそうになっている人を腕一本で引き上げるため、誰かに厳しく叱られたい方の左頬をフルスイングで打つため、わたくしポジティブゴリラは日々ゴリラらしく腕力を鍛えてお待ちしております。

Text／ものすごい愛
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