恋愛中の「かっこつけ」はなんの得にもならない
そもそも、恋愛してるときはかっこつけたってしょうがないんです。
職場に手作りのお弁当を持って行く“料理が得意で家庭的な自分”、ファッション雑誌を読み漁り毎日身なりに気を遣う“オシャレな自分”、落ち込んでいる彼の話を根気よく聞いてあげる“彼の心に寄り添う優しい自分”。
そういう、スペック的なかっこよさをアピールするのはとても素晴らしいことです。
本来持っているかっこいい一面や、かっこいい自分になろうと努力している部分は、誰が見ても尊敬に値するぐらいかっこよくて、相手も魅力的だと思ってくれるに違いありません。
わたしがここで言う、する必要のない“かっこつけ”とは、恥ずかしさや照れを隠すために素直になれず、自分を守るための言動です。
その“かっこつけ”はとてもかっこ悪いことだし、したところでなんの得にもならない。
世の中には男性に好かれるための手段ひとつにツンデレというものが存在しますが、あれはプロが成せる技。
わたしたち素人にはあまりにも高度すぎる。
傷つきたくないからと変にかっこつけて、結果的にかっこ悪くなってしまうのなら、かっこ悪くても恥ずかしがらずに、最初から自分の感情を垂れ流しにした方が断然かっこいい。
好きな人に好きだと伝え、好きだからこそ照れてしまう、照れてしまってドギマギしちゃうんだよねと、ありのまま全てを相手に曝け出した方がいい。
感情に素直な女性は、なによりもかっこいいとわたしは思います。
しかし、恋愛が終わったあとは、かっこつけてなんぼです。
相手が過去をふと思い出したときに「そういえばあいつはめちゃくちゃイイ女だったよな…」となったらこっちのもん。誰かの人生の中でイイ女として生き続けられるのですから。
そのためには引き際を見極め、素早く撤退するのが吉。
面倒な女だと思われてもいいのなら、自分の気が済むまで相手にすがってもいい。
恋愛中の自己満足と終わったあとのプライド、どちらを大切にするかは自分で決めていいのです。
ただ、恋愛が終わったあとの“かっこつけ”はイイ女だったと相手にアピールできるだけでなく、今までの行いを後悔している自分を救うためのものであり、そして次への第一歩を踏み出すためのものでもあるんですよ。
あなたが彼に普通に接しようと意識したことは、とてもかっこいいことなんですから、堂々と胸を張ってください。