丸の内エリアがクラシック音楽に溢れる!『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2012 エリアコンサート』

 日本人にはクラシック音楽好きが多いとしばしば言われます。
たしかに、お店や公共機関で流れるBGMはクラシック音楽が多いですし、ポピュラー音楽のモチーフにもクラシック音楽の旋律がよく引用されたりアレンジされています。
音楽の授業などで聴いて、みんなが知っているフレーズが多いため、共感を得やすいのかもしれないですね。とはいえ、オーケストラのコンサートにわざわざ足を運ぶ人はそう多くないでしょう。
一流のオーケストラになるほどお値段も高いですし、格式ばっていて敷居も高そうなイメージがありますよね。

 そんな人たちに、クラシックをもっと気軽に楽しんでもらおうと、毎年東京・丸の内エリアで開催されているのが、『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン』。
0歳児からクラシックファンまで、自由なスタイルでクラシック音楽を楽しめるこの音楽祭が、今年も4月27日(金)~5月5日(土)に行われています。
今回のテーマはロシア音楽。『展覧会の絵』で有名なムソルグスキーから、チャイコフスキー、ラフマニノフ、ストラヴィンスキーといった日本でもおなじみの作曲家たちによるロシア音楽の変遷をたどるイベントとなっています。
音楽祭のメインイベントは、東京国際フォーラムで5月3日(木)~5日(土)に上演される有料プログラム。
1公演につき45分という手頃な演奏時間で、値段も格安ながら一流オーケストラの演奏が聴けるというとってもお得なコンサートです。

 しかし、この音楽祭のすごいところはそれだけじゃないんです。
連動企画として、4月27日(金)から丸の内エリアのあちこちで演奏されているエリアコンサートは、なんと118公演がすべて無料!
その中には、あのウィーン少年合唱団や、東京シティ・バレエ団によるバレエ・パフォーマンスのプログラムも含まれているというから驚きです。
会場となるのも、丸ビル1階『マルキューブ』や、丸の内オアゾ1階『OO広場(おおひろば)』など、通りすがりにも聴けてしまうオープンなエリアばかり。
タイムテーブルにあわせて丸の内エリアを散策すれば、生演奏によるロシア音楽が無料で味わえてしまうなんて、なんという贅沢でしょうか。

 立ち止まってがっつり演奏に聞き惚れるもよし、ときにはショッピングの贅沢なBGMとして耳に入れるもよし。ふだんの丸の内デートが、きっと何倍にも素敵なものになるはずですよ!

名称:ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2012 エリアコンサート
日時:2012年4月27日(金)~5月5日(土・祝)
   12:00~19:00 ※開場によって終了時間は異なります
会場:①丸ビル1階 『マルキューブ』
②丸の内オアゾ1階 『○○広場(おおひろば)』
③新丸ビル1階 貫通通路
④新丸ビル5階・7階 飲食フロア ※21:45まで
⑤丸の内ブリックスクエア 一号館広場
⑥新東京ビル1階 『JNTO ツーリスト・インフォメーション・センター』前
⑦有楽町電気ビル1階
⑧行幸地下通路 イベントスペース
⑨東京駅前地下広場
⑩東京ビル TOKIA1階『ガレリア』
⑪丸の内永楽ビル iiyo!!(イーヨ!!)地下1階フリースペース ※21:00まで
※混雑状況や天候により、会場変更や中止となる場合があります
入場料:無料
公演数:118公演 ※詳細なタイムテーブルはホームページ等をご覧ください
問合せ:03-5218-5100(丸の内コールセンター、平日11:00~21:00、日祝~20:00、連休の場合は最終日のみ~20:00)
URL:https://www.tokyo-event.jp/

Text/Fukusuke Fukuda