新しくデビューした注目ブランド、08sircus

　恋も仕事も自立した、大人の女性にぴったりの新ブランド。それが“08sircus（サーカス）”。
デザイナーは、これまでメンズのフィールドで活躍してきた森下公則。
以前“kiminori morishita”という自身の名で東京、パリでランウェイを発表していた実力派…と聞けば、新ブランドにおける期待度も高まるもの。
2010SSでまずメンズの“08sircus”をパリで発表し、それから満を持して2012AWからこのレディスコレクションがスタートすることになりました。

デビューシーズンは全体的にミリタリーのムードが漂い、そこにエレガントな要素をプラスして独特の女性観を出しているのがポイント。メンズライクなツイードにカモフラージュプリントを加えたり、ボアに見える素材が実はニットだったり、コットンとウエットスーツに用いられるラバー、そしてトリコットを三層ボンディングにして製品染めを施すことにより紙のように仕立てたり。一見シンプルなのだけどひとひねりあり、な素材使いは全てメイド・イン・ジャパン。そんなメンズデザイナーならではのこだわりは、本質的なものの良さを知っている審美眼の鋭い女性にこそ受け入れられそうな予感大。

2011 CBS FILMS INC

　また、背中にたっぷりとした分量のボックスプリーツをあしらってボリュームを出した、流麗なシルエットが多いのも特長。
前から見るとカジュアルだけど、後ろから見るとフェミニン。そんな相反するテイストは、強さと儚さを持った女性の二面性に通じるものがあります。
　色はセビアブラックにミリタリーベージュ、キャメル、ロイヤルブルーを中心に、こちらも甘すぎない大人仕様のカラーリングがラインナップ。
気負いのないラフ感が漂いつつも、すっと背筋が伸びる…そんなどこかきちんとした潔さを持った“08sircus”は、今から展開が待ち遠しい！
メンズもあるので、今から彼と一緒にコーディネート計画を立てるのもおすすめです。