理屈をこねくり回すと心には響かない!?
私はやはり、頭の良い言葉を言ってしまいます。
どこかでフッと発言を求められた時も、
「こんな言葉を相手は求めているのかなあ」なんて勝手に計算して、
「分かりやすい、効果的な言い回ししよう」なんて、受け取り手の印象なんて考えて、
こねくり回して、結果、誰でも使うような言い回しをしてしまいます。
そんなの、誰にも届かないのに。
バカな言葉を、馬鹿正直に言える己の強さが欲しい。
バカな人間って、モテる。
よゐこの濱口だって、あそこで「取ったどー!」て叫べる強さで、数ある淑女の、ガードをドッカ―ンって解いてしまうんだ。
そう、バカな言葉は、直接女の下半身貫いて、かなぐり捨てさせてくれるんだ。
バカなことを言ってくれる男性、ありがとう。
「おいお前ら、理屈こねくり回してないで、飛び込んでこいよ!」って、伝えてくれてありがとう。
もっとそんな言葉をくれないか。
世の男性、もっと、そんな言葉をくれないか。
頭の良い言葉はもう要らないから、あなたの感覚だけで放たれた、幼稚園児でも吐けるような言葉をくれないか。
北島康介よ、ときめきをありがとう。
等身大のあなたは恐らくして、女に対してはものすごくクソ野郎かもしれないけれど、でも、もしあなたの「超きもちー」に呼応して、どこかの頭でっかちの男が1人でも、脊髄反射のごとくこの言葉を放っていてくれたら嬉しいです。
今、聞きたい。笑ってしまうほどまっすぐな言葉を。
バカ、来い。
バカがダメだと誰が決めた?
バカな言葉を好きな女は、そこかしこにいるよ。
きどったオシャレな言葉より、バカ丸出しの脊髄からの言葉をください。
幼稚園児のような言葉を、大真面目に、叫んでくれ。
Text/舘そらみ
北島康介のような男子と恋したいなら!
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