古書市場に出回っている個人の日記を紹介する本連載。「好きな人ができない」なんて、女子高生のなんでもない日常が綴られていたはずが、一転。当時ジャニーズ事務所に所属した郷ひろみにハマってしまい、彼女の世界はひろみを中心にまわり始めます。
前回の記事≪恋する乙女からモンペに進化!アイドルファンの闇日記≫も合わせてどうぞ。
前回までのあらすじ
ひろみを愛するあまり、ライバルの西城秀樹や、その共演者である浅田美代子をディスっていた彼女。そんなこじらせた彼女に、同級生からゴールデンショー観覧の誘いが届く。「生のひろみに会える!」と大喜びをしていたが…!?
1974年2月6日 それがスターです
きょう、書きたいと思うのは、セブンティーンに載っていたヒロミの特別手記について。
これは、いろいろな噂や誤解をとくために、ヒロミがかいた文が自筆で載せてあったの。今年の抱負、大学受験、アグネスとの噂などについて。こういうのを読むと、私の心は動揺します。
そんな中で、特に気になったのが、ファンの子がヒロミに対してとった態度のことが書いてあるところ。ヒロミはとてもサインできるような状態じゃなかったので断ったら、「ひろみ、つめたいのね、ケチ」とか色々いわれたそうだ。私はこの「~とか色々~~」というところが気にかかる。 たぶん、その人たちはもぅっとひどいことをブツブツ言っていたのでしょう。
ひろみクン、あなたは原武裕美から郷ひろみというスターのなったその日からこういう非難をあびるのは仕方がない事なのですネ。ふつうの学生でいれば、学校でももてるでしょうし、むやみに悪口を言われるという事もないでしょう。
しかし、スターともなればヒロミが好きという気持ちから騒がれる力も大きいけど、それと同時に非難をあびるということも沢山あるのです。そんな事は他のスターにも言えるし、当たりまえの事かもしれないけど(実際私はヒデキの悪口をいっぱい言ってます)
それがヒロミだと特に感じるのです。それから、ヒロミはその手記の中で「僕を信じて欲しい」と言っていますネ。私は絶対に信じます。
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