古書市場に出回っている個人の日記を紹介する本連載。女子高生のなんでもない日常が綴られていたはずが、一転。当時ジャニーズ事務所に所属した郷ひろみにハマってしまい、彼女の世界はひろみを中心にまわり始めます。
前回の記事《ジャニオタJK「ひろみが好きすぎて生きるのがつらい」》も合わせてどうぞ。
前回までのあらすじ
「ひろみが好きすぎてつらい」と泣いていた彼女。
そのつらさを紛らわすため、他の男性(アイドル)に目を向けようとしてみるが、逆に思いは強くなるばかりで…!?
思春期の真っ只中で、木の葉のように揺れる恋心。彼女の恋心の行方は…。
1973年12月13日 好きな気持ちを分散したい
きょうは川越市民会館まで「ロッテ歌のアルバム」の公開録画を見に行った。
そして、何と、本物の五郎と秀樹を目の前で見てきたのだ。ウソみたい!ホントに見てきたのかなァって感じ!
まず始めに秀樹が出てきた。とたんに会場は「キャーッ、ヒデキー!」の喚声でものすごい。私は本物を初めて見た瞬間、ウソみたいな気持ちだった。そして五郎が出てくるとまたまた喚声がものすごかった。始まる前に拍手の練習をしたけど拍手なんかより「ワーワー、キャーキャー」ですごかった。1番始めに歌ったのは秀樹だけど歌声は喚声でほとんど聞きとれなかった。もちろん五郎の時も。
でも、きょうは、本物の五郎と秀樹見てよくなっちゃった。特に五郎ってかわいかったのが心に残っている。これでいくらかひろみの事が忘れられそう。今なら3人とも同じくらいに好きと思えるからこれが1番いいんだと思う。あんまりひろみだけ思いつめると悲しくなっちゃうもの。
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