人生を逆算して考えたら、不幸になれない
「は?」
突然の言葉に絶句していると、彼女はふにゃっと笑い「ごめんごめん、全然重たい意味じゃなくって」と付け足しました。
「死ぬのが75歳だとするじゃない? で、孫の顔を見たいとか一応思うじゃない? そうすると子供が40歳までには欲しくって、それまでに最高の男性と付き合って、最高の結婚をした!って言いたいじゃない?」
「そうだね」
「まぁ、そうすると今最高の男を捕まえ始めないと、私たちってもう間に合わないじゃん?って思ったら、くだらない男と付き合ってる暇、なくない?」
なるほど「生きることは死ぬことと見つけたり」……って武士かよ。でも、確かに毎日を漫然と生きていると、まるで昨日の延長が今日で、それがまた明日に続くような淡々としたルーティーンをこなしそうになります。
そこで死をあえて考えてみる。そうすると、私たちは意外と時間がなく、そしてどうせ時間がないなら「あれもしたい、これもしたい」をさっさと叶えなくてはならないのです。あ゛~ダメ男に使った時間帰ってこい!