港区ワナビーが走って逃げ出す純愛女子
Ali Nishan
「真実の愛って、不倫にしかないと思いませんか」
桜色のネイルラッカーに白いシフォンブラウス。清楚と言う言葉が似合うはずの彼女は、色気のカタマリでした。
赤いメガネ、ブラウスがスカートにインされてくっきり目立つバストライン、揺れてうなじを見せ付けるパールピアス。
全身で男性を魅了しながら、相手が行動を起こせば「私は何もしていないのに、ひどい」と泣いてしまえそうな【推定無罪ファッション】に身を固めています。
この彼女、恋愛経験の100%が不倫という、不倫の女王。
失礼ながら彼女の話を聞いたとき、てっきりお金目当てのいわゆる「愛人さん」だと思っていました。ところが、
「デートはワリカンなんですよ」
と、爽やかな笑顔で答える彼女。に、のけぞる私。
それもそのはず、彼女は外銀のバックオフィスでも社長の子女でもなく、私大の文系大学院生。大学院生ともなれば学問に忙しくてバイトはできないわ、学費も自腹が多いわで、何なら同級生がおごってしまいたくなる存在です。
さすがに誕生日は海外へ2人で行ったそうですが、ソウル1泊2日に泣いて喜んだそう。
「ミシュランじゃないお店でデートなんてヤだ」とわめく港区ワナビー女子に爪の垢でも煎じてやりたいような経済観です。(ヒント:ミシュランのお店でペアディナーをすると、東京⇔ソウルを2往復できるぞ!)