SNSは現代のラジオ

私はラジオも好きなので、今もテレビが鬱陶しく感じる時はAMラジオを聴くのですが、
最近の人はラジオの代わりにSNSを使って溢れる情報を咀嚼しているのだなと思います。
幸か不幸かわかりませんが、今私はフリーになったばかりで時間には余裕があり、
SNSも結構注意深く覗くようになりました。
個人的なことを発信する人もたくさんいますが、
トレンドに上がって来るのは大体が時事問題についてです。
みんなテレビやネットニュースで得た情報を咀嚼しようとして、
思ったことや感じたことを呟いたり、書き込んだりしています。
それはまるで昔のラジオの投稿と同じ感覚だなと思います。

だけど決定的に違うのは、ラジオ局は投稿を選んで面白いものや
趣旨にあったものを採用しているのに対し、
SNSはそういったフィルターが無いので、垂れ流しです。
情報の咀嚼のつもりが、色々な意見がありすぎて、
ますますカオス(混乱)になってしまうこともあります。

ある程度、これと決めた軸ができたら、
自分が信頼できるブロガーや人の情報を追いかけたり、
著書を読んでみることをお勧めします。
ブロガーやインフルエンサー(SNSで影響力のある人)は
昔のラジオパーソナリティーと同じように、フィルターになってくれるのです。

私が零細ながらもブログを続けているのは
昔からあこがれていたパーソナリティーをやっているような気分になれるからかもしれません。

Text/肉乃小路ニクヨ

次回は<誰かと自分を区別しすぎてませんか?「なりたくない側」になるリスクはいつだってつきまとう>です。
ワイドショーでセンセーショナルに取り上げられる話題の事件の容疑者たちを、つい自分とはまったく関係ない別世界の人物だと思っていたりしませんか?しかし「そちら側」にいつか陥るリスクは私たちの身にいつだってつきまとっているのです。