先週、高らかに「職業、女装」を宣言したので多くの人は知っていると思いますが、私は六月から会社員との兼業をやめ、ニューレディー業だけで生きていくことになりました。
先週の記事で書いたように永久脱毛にも取り組んでいますし、衣装のバリエーションも増やしています。
一般的に見れば、愚かな選択です。
私は器量良しだったので、会社からもまあまあお給金をいただいておりました。
仕事のスキルもそれなりにあります。
辞めないで、薄っすら兼業で続けても、
もしかするとそこそこ幸せな生活をしていけたのかもしれません。
福利厚生だって充実していました。
でも、いつからかニューレディー活動を制限なく思いっきりやってみたいと考えるようになりました。
組織では私は大事な歯車だったかもしれませんが、代わりのきく歯車でした。
それに対し、ニューレディーを自ら名乗っているのは私だけです。
もちろん、私なんぞはオネエとしてはいくらでも替えがきくことは百も承知ですが、
自分の名前と責任をもっと感じながら、仕事がしてみたいと思ったのです。
限られた時間
オネエ、ゲイ男性というのは
私の周りだけかもしれませんが、あまり寿命が長くありません。
50代、60代で亡くなる人が多いです。
美輪さんやカルーセルさんなどの長命なレジェンドもいますが、
40歳を過ぎると何人か鬼籍に入った友人もいます。
私の分析によるとゲイ、オネエは一人暮らしで外食が多く食事が偏ったり、
飲酒の機会が多かったり、規則的な時間で生活を送らなかったりしています。
俗に言う不摂生です。
私も食事などは気を付けてはいますが、
お仕事でお酒をいただきますし、
五月までは昼の仕事と夜の仕事とこの連載などもあり、
最低週六日働き、そのうち少なくとも一日以上は夜勤
という状態を4年以上続けていたのです。
一日も休みが無い時も結構ありました。
40歳を過ぎて色々とガタが来始めました。
特に冬場に体調を崩すことが何度かありました。
そろそろ仕事を選択をして、質を上げていきたい。
子供のいない私の生きた証は仕事だと思うので、生きた証になるような仕事をしたい。
医療の進歩などで寿命は伸びていますが、
身体が言うことをきくうちに、やりたいと思ったことを思いっきりやってみたい。そう思うようになりました。
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