いい子ぶるのはもう疲れた!トランプ大統領の誕生とこれからの世界

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 アメリカの大統領選でトランプさんが勝ちましたね。
私は後出しジャンケンみたく、トランプが勝つと思っていた、
なんてことは言いませんが、6月に決まったイギリスのEU離脱などを考えるとあり得るなとは思っていました。

 別にアメリカの大統領が変わったからと言って、急に世界が変わるわけではありません。
日本で暮らす私たちには影響も間接的なものにとどまるでしょう。
それでも、私は今年起こったイギリスとアメリカのまさかの事態から、世界のトレンドを強く感じました。
それは良い子ぶるのに疲れたというものです。

 私たちは21世紀になってから、人権というものをとても大切にしながら生きてきました。それは私が10月に2週にわたってハラスメントについて書いたように、みんなハラスメントに気をつけるようになったし、 ブラック企業という言葉がこんなにも毎日話題に上がるくらい、会社はコンプライアンス(法令遵守)を気にするようになりました。
私が思うにこの傾向は、インターネットの発達で、みんなが簡単に告発者や監視人になれるようになったということが大きいと思います。

21世紀になってからの試み

 特にアメリカとイギリスは時代の先端を行っている国です。
日本にいるとなかなか気づかないのですが、インターネット上の情報は圧倒的に英語で書かれたものが多いです。
言葉の情報量が多いということは、沢山の知識・アイデアが集まって文化が洗練されていくということです。
さらに、イギリスもアメリカも沢山移民が流入している国です。
リアルな問題を抱えた色々な国の人がどんどん押し寄せているのです。
当然、摩擦も起こるでしょう。
その摩擦を理性や人権意識で乗り越えようとしたのが、21世紀の試みです。

 EUやオバマさんは私から見るとよくやっていたと思います。
でも、みんなちょっと疲れちゃったんです。
クリントンさんの選挙活動をテレビで観ると、おっかない顔で話しているなと思いました。
彼女はポリティカルコレクトネス(政治的に偏りなく公正な表現)を実践するのに細心の注意を払って、選挙戦を繰り広げました。
まさに現代の欧米インテリの王道。
そうすることで、沢山の支持を得られると考えていたのです。

 でも実際は違いました。
そんなポリティカルコレクトネスにがんじがらめになった最大公約数的な物言いよりも、トランプさんが話す本音に多くの人が耳を傾け、支持したのです。
移民への嫌悪感を躊躇せず表明し、暴力的ですが、味方にしたら頼りになりそうな人間をアメリカ人は選んだのです。