女ってタイヘン
ドラマを見てつくづく思ったのは女って大変ということです。
私はニューレディーという女装の一ジャンルにいますが、女装は意外と男っぽい世界なんです。
先輩後輩の関係も大事にしますが、サバサバした関係ですし、ハラスメントはあまり聞いたことが無いです。
芸事と一緒で長い年月を積み重ねた方が経験値も上がり、ファッションも素敵になって、より面白味が増します。
男性社会のキャリア形成に似ているところがあります。
(とは言ったものの、長く続けても才能の無い人はそれなりの結果というのも事実です。)
もともと不自然で人工的な美しさを目指すものだから、若さという自然の要素はあまりアドバンテージにならないのです。
それに対して女性は愛されること、庇護すべきものであることを前提とした競争にさらされることが多いです。
そうなると若い子の方が有利で、女たちは年を重ねる度に不幸になると考えている方もいるようです。
でもそれは与えられる幸せしか持たない女性の考え方です。
不毛な争いから抜け出す方法
私が知っている年を重ねても不幸にならない女性たちは、自分で幸せを与えられる人になっています。
自分で自分にも幸せを与えられるし、家族や友人にも幸せを与えられるようになっています。
要するに、女性も甲斐性を持って、力をつけろと言うことです。
誰かから恵んで貰う愛を乞うだけの人は年を重ねるごとに辛くなります。
内舘先生もいつもそのことを言いたいんだって思っています。
牧子チルドレンの私は深く頷きながらドラマを鑑賞しました。
Text/肉乃小路ニクヨ
初出:2016.10.11
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