新しい感覚はいつかのあなたのセンスに!命短し、旅せよ乙女(前編)

ニューレディーの旅

肉乃小路ニクヨ 恋愛 ニューレディー おネエ 淑女 Marco

 春の行楽シーズンですね。
私は一人旅に出るのが好きだということを以前にも書きましたが、暇ができれば、意識的に旅に出るようにしています。
今はネットが発達して、旅もしやすくなりましたよね。

 今回は、私が2月の祝日に合わせて思い立ったように3泊4日の四国旅行をしたので、そのサンプルを使いながら、具体的に“ニューレディーの旅”をお話したいと思います。

旅の始まり

 水曜日の仕事が終わり、私は羽田空港から夜間飛行で高松に入りました。
現地のホテル着は夜の22時過ぎ。
ここで私は大人しく寝るのではなく、情報収集活動に出かけます。
カウンターのある居酒屋に出向き、店員さんにご馳走などをしながら、現地の基本情報を聞き出します。

 明日の天気、現在行われているイベントや交通手段。
話をしていると県民性や特徴が垣間見えてきます。
現地出身の芸能人や有名人の地元での評判などを聞き、さらにその土地の県民性に肉付けをしていきます。

 そうして私は翌日は晴れて暖かいということと、フェリーは意外とリーズナブルだという情報を得て、高松港から船で何処か島に行こうということを決めたのです。
最初は草間彌生さんのオブジェが見たくて直島に行こうと思っていましたが、うっかり娘の私は朝寝坊して、港に着いた時は直島行きの船が出てしまい、次の船は2時間後でした。

 待つのが嫌いな私は気がつくと10分後に出るという小豆島行きのフェリーに乗っていました。ノープラン一人旅の醍醐味です。
小豆島の知識はほとんどありませんでした。
そうめん、醤油、オリーブ、二十四の瞳、八日目の蝉、そんなキーワードだけで、島に着きました。