台風なのに「川どうなってるか見に行こう」と言う夫にイラッとしない理由

万全の蓄えをもって迎えた台風19号

夕暮れにデートするカップル Matteo Catanese

台風19号が日本を襲った先々週末、皆さまはいかがお過ごしになられたでしょうか。わたしは前日までにカセットコンロを3本買い足すとともに、スマホ用の携帯バッテリーを3つ充電。2リットルの水のペットボトル2本を冷凍庫に入れて凍らせ(※停電になったとき用。飲料水は別途、ウォーターサーバーで確保済)、お風呂の水は満タンに。夫に頼んでベランダの物干し竿を下ろし、布団干しは室内に避難させました。

当日は朝からカレーを作るとともに、米を4合炊いて半分は焼き鮭とたまごのちらしおにぎりにして冷凍庫へ。残り2合は晩御飯用に保温、電気もガスも問題なく使える間にカレーに手を付けるのは止めようと、昼ごはんはチルドの油そばを作り、友人たちとLINEでお互いの状況を報告し合いつつ、台風の上陸に備えました。

特に既婚子持ち女性ばかりが参加しているママ友LINEグループは大賑わい。不安な気持ちを共有しあったり、備えの見落としがないかを互いに確認しあったり、体力を持て余している子どもたちにどうやって暇つぶしさせているかを報告し合ったり、そしていかに夫が楽観的で、まるで他人事のように能天気にしているかを愚痴ったりと、大忙し……。そう、どのご家庭でも、夫側の危機感が薄いのは、どうしてなのでしょう。

Twitterで「危機感の薄い夫」を嘆く妻たち

すでに台風上陸前日の時点で「夫が飲みに行って帰ってこない」「買い物に行って自分の煙草だけ大量に買ってきた」「ベランダのものを片付けてと頼んだら大袈裟だと笑われた」と不満が投稿され、当日になっても「子どもに構わず昼寝してる」「子どもたちが騒いでいるのを、デカい声で怒鳴るから余計に騒がしい」「ようやく雨の中、ぶちぶちと文句を言いながらベランダを片付けてる。だから昨日やってけって言ったのに」といったような不満が続々投下されます。
ひとりくらい「わたしがまったく備えないタイプで、夫がブチブチ文句を言いながら、ご飯をたくさん炊いてる」なんて発言があってもいいはずなのに……。

いや、たまたまわたしの知り合いでは、妻のほうが危機感が強い夫婦が多いのかもしれませんが、ツイッターのTLなどを見てもやはり夫の当事者意識のなさを嘆く妻たちは多く、やっぱり印象としては「危機感を募らせている妻、能天気な夫」が多いように思えるのです。