ケチな男たちへ…「一緒にいられればそれだけで幸せ」をわたしに強要しないで

男性ってケチな人が多くないですか

廃墟めいた砂場でソファーに腰掛ける外国人男性のサムネイル画像 lannyboy89

女友達が昔付き合っていた男性に、めちゃくちゃにケチな人がいまして、どれくらいケチかっていうと、車で一緒に出掛けてラーメン屋に入った時、その彼が「ごめん、いま一万円札しかないから、立て替えておいてくれる?」って言ってきたそうです。仕方なく彼女は彼の食事した分を立て替えたのですが、ラーメンを食べ終えて駐車場を出る際には「ごめん、崩したくないから、駐車場代も立て替えて」と。もちろんのこと、後日返ってくるわけもありません。財布に金がないならともかく、「崩したくない」ってその理由、なんなんですか。金は持っているけど使わない、これ、ケチ以外の何物でもないですよね。

「男は」「女は」と、人間をふたつに分けて考えるのは、あまりよくないのかもしれませんが、それでも思うのは、男性ってケチな人が多くないですか、ということです。なんであれほど恋人との交際費を削ろうと考えるのか。

もっとも、これはわたしが女で、男としか付き合ったことがないから、男性がデート費用をケチるのを目撃する機会が多いだけであって、付き合った男性の前でケチケチと振る舞う女性も、ひょっとして世の中には多く存在するかもしれません。

しかし、少なくともわたしが生きてきた世界では、女性は「喉が渇いたし、疲れたね」といえばカフェに入ってくれるし、ファミリーレストランで店員さんに「ドリンクはいかがなさいますか?」と言われた時には「水でいいです」とは言わずに、ちゃんとドリンクをオーダーする。
しかし、男性を相手に「喉が渇いたし、疲れたね」と言ったら、自動販売機の前に連れて行かれたことがあり、ファミレスで「水でいい」というのを尻目に自分だけドリンクバーを頼むと「一口飲ませて」とねだってきて、一口どころか、存分に飲んで、会計ももちろんそれぞれ自分の分をお支払い(ドリンクバーはわたし持ち)なんてことがありました。

そういう目にあったのは、わたしが貧乏で、ダメな男とばかり付き合ってきたせいだと見る向きもあるでしょうし、また、女友達同士で飲食する場合と違い、もう一段深い関係の恋人同士の場合は、多少のナアナアくらいは許されるとも思います。
けれども、恋人同士でも、甘くて楽しい雰囲気を維持するためには、絶対に思いやりや気遣いが必要なはず。ケチな男性はそこのところを勘違いしている気がします。「一緒にいられればそれだけで幸せ」というヤツです。自分がそう感じるのは勝手だけれども、それを人に強制しないでほしい。
なんのために世の中には、デートスポットや、デート向きのお店が存在するのか。ただふたりでいても退屈で飽きてしまうから、外部から刺激を得られるようにと、用意されているのではないかと思うのです。