潮吹きするほどの絶頂オナニーか、いつも通り普通のオナニーか、という究極の選択

女性用バイアグラがもたらした快感

大泉りか 官能小説 人妻は不倫の夢を見るか バイブの日 The Raggedy-man

海外通販で手に入れた女性用バイアグラ。副作用に少々不安を覚えつつも、夫が仕事に出た隙に飲むことにした。というのも、セックスで試すよりもオナニーのほうが、その効果を冷静に判断出来るのでは、と思ったからだ。

ラブグラの1錠のサイズは1.5×0.8ミリほどと、錠剤としてはやや大きめ。まぁ、海外のサプリは大概に粒が大きいので、実はこちらが世界標準かもしれない。注文したサイトによると、「日本人は体格が小さいので、3分の1ほどにカットして飲むこと」と書かれていたので、小さなハサミでカットする。1シート4錠で1180円だから1錠295円で、その3分の1ということは一回98円。これで効果があったらめちゃくちゃに安い。

水と一緒に飲み下し、服用してから効果が出るまで、30分ほどかかるというので、パソコンをいじりながら時間をつぶした。が、30分が経ったところで、特に肉体に変化はない。「もう少し待てば……」と1時間ほど待っていたが、変化はゼロ。
もともと精神的に効く――ようするにセックスがしたくて仕方なくという催淫効果――はないということは知っていたが、男性用バイアグラがペニスを勃起させるのと同じように、身体が熱くなったり、アソコが疼いたりするくらいの効果はあるのではないか、と思っていたので、少し調子抜けだ。

ちっともセクシーな気持ちではないが仕方ない。「オナニーを試してみるか」と思って愛用の電マをパンツの上から当てたところ、これがちょっと良かった。確かにアソコが敏感になっていて、いつもよりも感度がいいのがわかる。

「あっ、これ、すぐにイっちゃうかも……」

と思いつつも、気持ちいいので、イってしまうのが勿体ないとも思う。それくらいに気持ちいい。「ちょっとこれ、ヤバいんじゃないの?」と、ショーツの中に指先を挿し込んで確認してみたところ、電マを当ててわずか1分も経っていないというのに、結構な濡れ具合だった。