橋本愛が演じる里美の美しき処女喪失シーン
『寄生獣 完結編』はPG12ですが、グロさ以外にラブシーンもギリギリなラインを攻めています。
主人公泉・新一とその同級生・村野里美のラブシーン。染谷将太と橋本愛が演じていますが、設定上この二人は高校生。つまり高校生の初体験セックスを描いています(小中学生には刺激が強いかも!)。
2015映画「寄生獣」製作委員会
このセックスシーン、私が率直に感じたのはエロさではなく美しさです。
そもそも男性でも女性でも、初体験はあたふたするもの。え?しますよね。しました(余計なこと書いたかもしれない)。
泉新一も村野里美も初体験なのは明らか。つまり、童貞と処女のセックスシーンなわけです。しかしそこに迷いもあたふたもありません。とはいえ、処女の里美は痛がります。
これが実にリアル。それにどうこう突っ込みたいわけではなく、ただ単純に「美しいなぁ」と思ったんです。映画に理想や幻想を入れ込むのは、フィクションであればあって当然のこと。
迷いなく愛を感じるキスシーンから、恥じらいなく自然と服を脱ぎ、下着を剥ぎ、そして重なり合う肌。そして「していいよ」の頷きからのセックス。
里美の喘ぎは痛みからくるもの。リアルや映画でセックスの喘ぎ慣れしてない男性からしたら興奮ものかもしれません。
しかし、冷静に見ればその姿は本当に美しく幻想的。外の雨の音もBGMのように、そのムードをよりいっそう盛り上げているように感じるほど。
物語の進行上、やっと通い合った愛情がセックスに結び付いたんだと思うと、本当に身も心も運命として繋がった二人なんだなと微笑ましい気持ちになります。