須藤元気率いる、ダンスパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」登場!
―AM初登場ということで、改めて須藤元気さんが格闘家から「WORLD ORDER」を結成することになった経緯をお聞かせいただけますか?
須藤:僕は高校生の頃に夢が2つありまして、一つは「格闘家になる」こと、もう一つは「ミュージシャンになる」ことだったんです。
それでその時の僕は格闘家というものを選んだんですが、格闘家になっても「もしミュージシャンを選んでいたら」という気持ちをずっとどこかで持っていました。
それで、2006年の大晦日に引退したときに、もう一つの夢であるミュージシャンをやってみようと思い、この「WORLD ORDER」というものを立ち上げました。
―メンバーの皆さんとの出会いは?
須藤:出会いはですね、ミュージシャンというのはイメージ戦略が大切ななかで、「須藤元気=格闘家」というイメージが強すぎて、なかなか戦略が練れずにいました。
格闘家として名前を売ったところでメリットもあったんですが、やはりデメリットもあったんですね。
ミュージシャンをやるんだったら「須藤元気」であってはいけないなと。
それで視覚的に入るヴィジュアル系で行くしかないな、と考えて、今のコンセプトになりました。
コンセプトが固まった段階で、プレゼンをしにいったりもしたんですが、あまり感触はよくなかったんです。
それなら、自分でビデオを作ってYouTubeにアップすればいいと思って、ダンスを習っていた先生から何人か声をかけていただいたのがきっかけです。
デモ版は9人でやって、そこから何人か声をかけたり入れ替えがあったりして今の7人になりました。
―そうなんですね、ありがとうございます。YouTubeでとても話題になっていましたね!
一気に拡散されていったイメージがあるのですが、ヴィジュアルを作り込んで「これならもう行ける」と、狙い通りの反応だったのでしょうか?
須藤:そうですね。格闘家として名前があったデメリットな部分を上手くポジティブに使えたのだと思います。
これは、AMの読者たちにも言えることだと思うんです。
自分自身の「ここが嫌だな」っていうところも肯定的に捉える、そこは個性になると思うので。
面白いことに、どんなにイケメンでもどんなに美人でも誰もが自分の顔の一部にコンプレックスを持っているんですよ。
「えぇ、どこにコンプレックスがあるの?」っていう人にも、必ず存在するものなんです。
ですから、ウィークポイントとして捉えていた部分も、捉え方を変えれば逆にそれがチャーミングなポイントになると思うので、それはやはり何事にも通じるのではないかなと思います。
―ありがとうございます。