はいさーい! あけましておめでとうございます! 山田玲司です。年越しは沖縄で飲んだくれていた山田玲司です。
皆様どんなお正月でしたか? やることがないとどうして人間は食べてしまうんでしょうね! ソーキそばもサータアンダギーも美味しいのに、カロリーが可愛くないですね!
あっという間にアグー豚になって戻ってまいりました。天然パーマの山田玲司です。なんくるなーい! 「もじゃもじゃ」で「ぷにぷに」です。なんくるなーい!(涙)
えー。今年の目標はできるだけ沢山の人に(自分のみっともないショーで)喜んでもらう事と、ラッパーになることです! あと、1月から始まる新連載(漫画)でもみんなを幸せにするんだにゃーん!
(新作情報は僕のツイッターかニコ生チャンネルで見て下さいね)
年末なのに僕に相談メールを送ってくれてありがとうございます。内容を見てみると「彼が友達に私を紹介してくれない」とか「彼がデートをしてくれない」とか「月に1回しか会えないのにSEXするだけ」みたいなのが多いので、そういうお悩みにお答えできる相談を1つ選ばせて頂きました。
まあね。一言で言って「そんなバカ男捨てちゃいなよ」なんですけどね。
それでも「もしかしたら」なんて期待して待ってしまいがちなチワワちゃんにお答えするさー! なんくるなーい! ぷにぷにー!
つきあうとセフレの違いがわからない
玲司さん、こんばんは。いつも楽しく、時々慰められながら連載を読ませていただいてます。突然ですが、私には『つきあう』という行為の意味がよく分かりません。私は中学生の頃、ずっと好きだった人(めっちゃモテる)とつきあったのですが、1年ほどで別れてしまい、その後はその人のセフレとして21歳の夏まで過ごしてきました。私はそのセフレが好きで時々つきあってほしいという話はしていたんですが、結局セフレに彼女が出来てそれを機に会うのはやめてもらいました。セフレは時々甘いことも言いますが、基本的に嘘はつかないので他の女の子と会っていることも知っていたし、彼が悪いとは思いません。そしてその後、私は色んな男性とデートしまくり、そのうちの一人の好ましいと思った男の子とは少し抱きついたりする程度のスキンシップをはかるようになりました。そして、彼に告白され、喜び半分、彼が予想以上にピュアだったことへの驚きと「責任とらなきゃ!」って気持ち半分でつきあいだしました。
優しい彼といるととても幸せです。元カレに対してみたいな熱いものではないけど、確かに好きだと思います。でもつきあっていて時々、これってセフレと何が違うんだろうとも思います。玲司さんはつきあうってなんだと思いますか? (じゃいこ・21歳・東京)
A.「つきあう」って何?っていい質問ですよね。男と女はなぜ「つきあう」んでしょう?
昔の落語家さんは「寒いからだよ」なんて言ってましたね。失われた「自分の半分」を見つけるために恋人を探す、なんて言ってる作家もいますよね。
そんな哲学的な回答も好きなんですけど、思い出すのは、僕が何回も味わった「恋人(パートナー)がいない時」の経験です。
僕が恋人がいなくて寂しいと感じたのは、仕事が上手くいかなくて落ち込んでいる時ではなくて、むしろ「仕事が上手くいってる時」でした。
頑張って自分の漫画が本に載る! なんてことになった時に、連絡したい相手がいないのは辛いものです。
「うまくいったよ」って電話して「良かったね」と言ってくれたら、それが「幸せ」ってものですからね。
努力が「自分のためにだけするもの」になっていたら、得られる幸せは半減してしまいます。そのうちに「成功」が幸せに感じなくなってしまうこともあるでしょう。
幸せってのは「分かち合う」ことでもあるのです。
なので、僕は「嬉しいこと」があった時に連絡したい相手が、恋人(パートナー)(つきあってる人)なのだと思うのです。
それと同じく「あ、雪だ」みたいな、どうでもいいことを報告したりできるのも、「寒くない?」みたいな何気ない気遣い(優しさ)をし合える相手も「つきあってる人」だと思います。
「デート」とは2人で体験する「冒険」です。2人でした初めての体験が増えると、それは2人だけの「歴史」になります。
別に相手が昔、他の誰かと来た場所でもいいのです。あなたと来たという経験は彼にとっても初めてならば、それは2人の歴史なのです。
「最初に来た時、ケンカしたよね」なんて言えるようになればいいんです。
そんなこんなで恋愛は「駆け引き」と「自分アピール」と「相手の評価」の時代を終えて「何も言わなくても安心できる関係」へと続きます。
その後もハードな問題は現れるのですが、「つきあうこと」は経験と成長と「思い出」をくれる素敵なことだと思います。
「でも、そんなちゃんとした相手なんかめったにいませんよ!山田さん!」ですか? ですよね。いませんね。(少しはいますけど)どうしちゃったんでしょうね現代人は。
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