今回カウンセリングするのは、ショートカットで明るい笑顔が印象的なNさん(29歳、会社員)。
相談メールを要約しました。
・共学出身だが、男性が苦手で恋愛にオクテ。
毒親育ち&両親の泥沼離婚のせいで、結婚に臆病だったが、アルテイシアのコラムを読んで「人生を支え合えるパートナーがほしい」と思うようになる。
・一念発起してアプリ婚活を始めて、8ヶ月前、4歳上の彼氏と付き合い始める。彼は節々で「先を見すえて付き合っている」と結婚を匂わせてくる。
・だが自分が毒親育ちで、現在も複雑な家庭の事情を抱えていることを彼に話せない。
・彼の方は家族仲が良好。自分が親のことで疲れている時はコンプレックスと自己嫌悪を刺激され、妬ましい気持ちも生まれて死にそうになる。「こんなややこしい私が相手じゃない方が良いのでは?」という考えも頭をよぎる。
・「親が死んでくれたら楽になるだろうな…」という本音を話しても、彼に引かれるだけだと思う。毒親話をどこまで伝えるのか?また、どのタイミングで話すべきか?にも悩んでいる。
・恋愛初心者なので、彼がマッチするキンタマ(金の卵)なのかわからない。
毒親持ちじゃない友人には相談できないので、アルテイシアに話を聞いてもらって、キンタマ判定もお願いしたい。
彼はどんな人?
- アル
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キンタマ判定。
- N
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恋愛初心者なもので(笑)。婚活を始める時も『オクテ女子のための恋愛基礎講座』を参考にして、女子コスプレで武装して挑みました。
- アル
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おーそうなのね。その水色のワンピースも爽やかでNさんに似合ってる。
- N
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ありがとうございます!もともとズボンしか履かない女だったんですよ。でもオクテ女子に「中身は変えなくていい」と書いていたので「それなら自分にもできるかも」って。
- アル
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そうそう。中身はそのままでピッタリはまるのが、マッチする相手だと思う。
- N
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私も「モテよりマッチング」で、プロフにオタク趣味とかも書いてフル開示で臨みました。
あとはメッセージのやりとりを重視して、すぐに会おうとする人や距離を縮めてくる人はブロックしました。メッセージで話の合う人、信用できそうな人だけ選んだので、変な人には当たらなかったんですよ。
- アル
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お~すばらしい!
- N
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教えを実践してよかったです(笑)。あとは「酒乱でモラハラの父みたいな人は絶対イヤだ」と思ったので、プロフに「お酒は飲めません」とか書いてました。
- アル
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そしたら「酒好きで彼女と一緒に飲みたい」みたいな人にはスルーされるよね。
- N
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そう、彼もお酒が弱いんですよ。あと、見た目がドラえもんなんです。
- アル
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表皮が青い?
- N
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いや体型が丸い(笑)。もともとぽっちゃりは苦手だったけど、「皮じゃなくあんこ」で3回デートしてみたら「一緒にいて苦痛じゃないな」と思って。
- アル
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うんうん。最初に見た目で足切りしちゃうと損だよね。
- N
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今はドラえもんも可愛く思えてきました。彼とは同じゲームが好きで話が合って、最初はずっとゲームの話ばっかりしてたんですよ。
- アル
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彼はオタクなのかな?
- N
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彼はゲームやアニメのオタク趣味と、フェスやスノボのリア充趣味を両立してる人ですね。コミュ力が高くて友達も多いです。
- アル
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オタクとリア充のハイブリッド(笑)。ええやないの~。
- N
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今思えば貴重な人材ですよね(笑)。最初は「まあ嫌いじゃないし、とりあえず」でお試し交際してみたんですよ。そこもアルさんの教えを実践してよかったです。
- アル
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どっちから告白したの?
- N
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5回目のデートで彼から「付き合おう」と言われました。
私は男性が苦手で体に触られるのもイヤなんですけど、5回デートしても手も繋いでこないし、付き合っても3ヶ月ぐらいは何もしてこなくて。
- アル
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ほー!それはNさん的には良かったよね。
- N
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ボディタッチとかされたらドン引きしたと思います(笑)
- アル
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彼はオクテ?真面目?
- N
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人並みに恋愛経験はあるけど、性格は真面目ですね。どうやら私が堅いことを察して、手を出さなかったみたいです。
- アル
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おーええやないの!ちゃんとNさんに合わせて、気づかってくれたのね。
- N
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こちらのペースに合わせてくれたのが良かったです。