オタク婚活クソ事件と声優さんの恋愛効果/筋金入りオタク女子にカウンセリング②

アルテイシアの恋愛デスマッチに応募してきた声優が好きすぎる女性

 「声優さんを好きすぎて婚活にやる気が出ない」と『アルテイシアの相談室』に相談をくれた、宝塚の男役っぽいハンサム美人のKさん(30歳クリエイター)
その後、自分の心と向き合って「やる気が出ない本当の理由は、男を必要としない男いらずで、結婚の優先順位が低いから」と気づいたのでした。

 前回とあわせてどうぞ。

オタク婚活クソ事件

アル:オタク街コンには何回ぐらい行ったの?

K:オタク街コンは6回行って、1回だけ普通のカラオケ街コンにも行ったんです。そしたらみんな見事にリア充でエグザイルとか歌うんですよ!

アル:まあ歌うよね(笑)

K:「この場でアニソンを歌うわけにはいかぬ…」と我慢してたら、リア充の人たちが「アニソン歌いなよ!」と勧めてくれて。『オカルティックナイン』ってわかります?

アル:わからない(即答)

K:これこれこういうアニメなんですが(割愛)、主題歌の『聖数3の二乗』という超中二っぽい曲を歌ったら、みんなポカンとしつつも「えーっと、個性的な曲だね!」とか言ってくれて(笑)

アル:人ってコメントしようがない時に「個性的」って言うよね(笑)

K:ウェイ系ってすごく空気を読むし、距離感をつかむのが上手いな~と思いました。ウェイ系の男子に「二次会行くの?」と聞かれて「今日は帰る」と言ったら「そっか、じゃあまたね!」と爽やかに手を振ってくれて。「話は合わないし好みじゃないけど、いい人たちだな~!」って。 

アル:ウェイ系は基本コミュ力高いもんね。

K:オタク街コンでコミュ障30人とかにあたってたんで、神に見えました(笑)。オタク街コンは7割ぐらいがコミュ障で、「さっき岩の裏から出てきた」みたいな人もいて。

アル:岩の裏とか石の下とか(笑)

K:でも話を引き出すと面白い人も結構いたんですよ。オタク街コンに行ってみて「男にもいい人もいる」とわかったので、それはよかったんですが…クソみたいな男も多くて。

アル:どんなクソ男に遭遇したの?

K:一方的に知識をひけらかして、しかもメッチャ薄いみたいな。なのに「俺の方が詳しい」とマウントしてくるんですよ。

アル:オタクウルトラクイズとちゃうねんから、なぜ婚活で勝とうとするのか。私もオタク男に「ボトムズ見ずにガンダム語っちゃダメでしょ」とかドヤ顔で言われて「お前見てるだけやろ、作ったわけちゃうやろ」って。

K:そう!見るのは誰でも見れるし、知識もネットで調べれば出てくるし「お前は特別ちゃうぞ、このモブめ!」って。あと自分の知らない話になるとスネる男もいて。

アル:中二以下や、小四か。

K:私は自分の仕事について詳しく話さず「クリエイター系です」と言ってたんですが、「自称クリエイター?」とか言われて「ハアッ?ぶっ殺すぞ!」みたいな。

アル:それはぶっ殺しても法的に許されると思う。

K:あとオタク街コンで前に会った人に再会して「また会いましたね~」って言ったら「よく二回連続で来るよね」と返されて「おまえもな!」みたいな。一応笑顔で「それブーメランですよね~」って言ったら「いや、俺は前回は下見で行っただけだから」って。

アル:しょうもなすぎて動悸がするわ~、救心をください!!

K:(笑)私も「なんでこんなしょぼい奴らにマウントされなあかんねん」とメンタルが削られました。

アル:マウントするのはしょぼい奴なのよ、自分にちゃんと自信のある人はマウントなんてしないから。そういうコバエみたいな連中を駆除するために、コバエコナーズを置いてほしい。

K:いい人もいたけど、コバエみたいな連中にも遭遇して、心が折れたのもあります。数をこなさなきゃと思うけど、もう疲れたよ…っていう。

アル:読者の子から「心が折れても諦めずオタク婚活に行き続けたら、今の夫とエロゲーの話で意気投合して婚約しました!」みたいな報告ももらうけど。Kさんの場合、結婚の優先順位が低いから、そこまでパワーを割きたくないよね。

K:やっぱそこまで頑張れないんですよ。恋愛目的じゃない、ただのオタクの飲み会が一番楽しいです。アルさんが「友情寄りの恋愛と性欲寄りの恋愛がある」と言ってたけど、私が恋愛するなら友情寄りだと思うので、まずは気の合う男友達を見つけたいです。

アル:その方がいいかもね。Kさんは恋心の導火線が長いし、湿気ってるし(笑)。

K:それも自覚できてよかったです(笑)。婚活だと3回ぐらい会うと「付き合う、付き合わない」の話になるので、自分には向いてないなと。

アル:「趣味のイベントやオフ会で出会って付き合った」という話もよく聞くし、自分が楽しめそうな場所にどんどん出かけるといいと思う。