恋愛・婚活・人生は「素直最強」

恋愛デスマッチ アルテイシア ぱぷりこ 『素直な心になるために』

ぱぷ:ただアルさんの場合、パソコンに詳しい人に従う柔軟性があるじゃないですか?

アル:うん!友達に「これにしたら?」と勧められて、即買いしたから。

ぱぷ:食事や旅行でも「なんでもいいよ~」と言いながら、ケチつける人もいますよね?恋愛や婚活においては、それを普通にする人が多いなって。「誰でもいいから紹介して」と言いながら、いざ紹介したら文句を言うとか。

アル:二度と紹介するもんか!ってなるよね。でもだって女子も「この子には何を言っても無駄だ」と思われて、周りが本音で意見をくれなくなる。

ぱぷ:だから「素直最強」なんですよ。アルさんの新刊でも、ボーイッシュな女友達に「婚活に行くならスカート履いてったら?」と言ったら、「どうしよう、スカートって喪服しかない!」「喪服はマズい、しめやかになってしまう!」という会話になり、彼女はその足でスカートを買いに行った、そういう子は結婚している…と書いてますよね?

アル:そこで「でもスカートは似合わないし」「だってこれが私のスタイルだから」と返す子は、やっぱり縁遠くなるよね。

ぱぷ:変えなくていい部分は変えなくていいけど、「若干チューニングしたら良くなるよ」程度のことを、頑なに変えたがらない人もいますよね。

アル:男女問わず、恋愛や結婚に限らず、ガンコな人はダメだと思う。人の意見を素直に聞けて、柔軟に変われる人が幸せになってるよ。

「ほどじゃない」から「とりあえず」へ

アル:読者の子たちから「私も“ほどじゃない女子”でした!」という感想が寄せられたよ。
オクテ女子は「自分から誘うほどじゃないし」と考えるけど、経験豊富な女子は「とりあえず」誘うのよ。経験豊富な人ほど「初対面で好きになるなんてめったにないし、人は何度か会ってみないとわからない」と知っているから。

だからとりあえず、気軽にごはんに誘えばいい。「どこそこの焼き鳥が美味しいよ」「へー行ってみたいな」「じゃあ一緒に行こうよ、いつにする?」って。

ぱぷ:「マトモな独身男はオクテゆえに残っているのだから、女から動かないと始まらない」が現実だけど、いまだに「食事の誘いも告白もプロポーズも男からするもの」という固定観念をもつ女子は多い。そんな受け身な女子が結婚できない時代ですね。

アル:「好きでもないのに誘ったら相手に悪いのでは?」「誤解させてしまうのでは?」と考える女子も多いけど、そもそも2人で食事もせずに好きになるなんて無理だし。
あと自信がない女子は「自分なんかが誘ってはダメなのでは?」と思いがちだけど、「ダメかどうか決めるのは相手なんだから、とりあえず誘ってみよう、な!」と言うと、誘える子も多い。みんな背中を押してほしいんじゃないかな。

ぱぷ:受け身なオクテ女子にはアドバイザーが必要ですね。そういう人が周りにいない場合は、結婚相談所や婚活サービスのプロに頼るといいと思う。

アル:私もパソコンの接続もデータ移行もすべてプロに外注したよ。苦手分野は金で解決するのもアリだよね(笑)