婚活と就活は似ている!成功の最大のカギは?/採用のプロと白熱トーク①

 前回の<「ストライクゾーンの狭い女子」がピッタリの彼に出会える方法>もあわせてご覧ください。

 恋愛デスマッチ特別企画として、友人のSさん(42歳)に登場いただきます!

 Sさんは私が新卒の時、採用担当だった男性。
現在は「採用のプロ」として人事採用コンサル会社を経営しつつ、書籍の出版や講演等で広く活躍されています。

 灘校→京大卒のエリートだけど、恋愛面では草食。
結婚12年目の一児のパパで、ルックスは色白童顔のカワイイ系。
そんな彼とビシバシ白熱トークしました♪

【第10回】「面接では人間なんて全然わからない」

アルテイシア 恋愛デスマッチ コンサル 就活 婚活 面接 martinak15

アルテイシア(以下、アル): 国内の調査だと「結婚したい・子どもほしい」と望む男女が8割以上なのに、未婚率は高いですよね。三十代前半の女性の3人に1人、男性の2人に1人が未婚。
AM読者にも「結婚したいけどできない」と悩む人が多く、婚活鬱になる人も見かけます。

 婚活と就活は共通点が多いと思うんですが、そのへんからお話を聞かせてください。

S: 就活でも「内定率が低いのは、大企業志向の学生が多いから」って話をよく聞くでしょ?
実際に大手狙いの学生は多くて「何社か大手の面接を受けて断られて心が折れてしまう」ケースは多い。

アル: 婚活でも「スペックが高い=競争率の高い男」を狙うと厳しいですよね。
年収600万以上の未婚男性は5.7%しかいない現状だから。

 ただ女子もセレブ主婦になりたいわけじゃなく、雇用不安や、周りを見て「仕事と子育ての両立が大変すぎる」と感じて、年収を求めるんだと思います。

S: 子どもが保育所に入れなくて離職せざるをえない女性もいるもんね。

アル: 私の友達もそれで会社辞めましたよ。

S: 男は「子どもができたら会社辞めなきゃいけないかも」とか考えないもんね。

アル: そうそう。あと高学歴女子って父親が高収入だった率が高いんですよ。
教育費をかけて私立に入れて留学もさせてもらって、みたいな。するとそれがベースになっちゃうから。

S:子どもにも自分と同程度の環境は与えてあげたい、と望むよね。
自分が贅沢したいわけじゃなく、子どものことを考えているんだよな。

アル: うん。そこで「時代が変わった」と思えるかだと思う。
「自分にそこそこ稼ぎがあるから、夫に年収は求めない」って方向にシフトできるか。

 私も夫を年収でソートにかけていたら、絶対選べなかったですよ。
まあ私はフリーランスで稼ぎもなかったけど、「自分は条件に転べない」と悟ったので。
夫と出会う前、エリート金融マンと付き合っていたけど「つまんねえ!無理!」とちゃぶ台をひっくり返したから。

S:「自分は条件に転べない、それだと幸せになれない」と見極めるのは大事だよね。

 就職でも、スペックで会社を選ぶと不幸になる人が多い。
時代とともにスペックは変わるし、上には上がいるから。

アル: 周りをみても、スペックで結婚した子の多くは離婚しています。
私もその元彼と結婚したら日々つまんなくて、「だったらもっと金持ちと結婚すりゃよかった」と考える自分を嫌いになるだろう、それは地獄だなと予想しました。