日本から単身『世界婚活』後、フランス人と国際結婚しパリに住んで3年目の中村綾花さんと、新刊『ずっと独身でいるつもり』が大好評のこじらせ女子コラムニスト雨宮まみさんの対談が下北沢B&Bで行われました。
その模様を第3回にわたってレポートします!
日本にいると自分らしくいられない、恋愛がうまくできない、という方、今回はぜひ全部読んでみてくださいね!
不幸のスイッチが振り切れて始めた世界婚活
中村綾花さん(以下、敬称略):ずっとお話をしたかったので嬉しいです。
雨宮まみさん(以下、敬称略):ありがとうございます。私も色々お聞きしたいのですが、イベントの前に打ち合わせで出た「移住3年目の壁がある」というお話が気になって。
ちょうどパリに住んで3年目なんですよね?
中村:日本人の奥さんがぶつかる壁が3年なんですよ。我慢できなくて日本に帰っちゃうんです。
雨宮:1年目はまだまだ刺激的で、2年目は「私、この街でも生きていける!」みたいなテンションで、3年目はどうなんですか?
中村:3年目は、この先どうやって生きていくんだろう…という不安ですね。
でも今日は「世界婚活した方がいいよ!」って話だからもっと明るい話しないとですね…!(笑)
雨宮:『世界婚活』を読んでいると、やっぱり中村さんはもともと行動力とパワーがすごくある方なので、日本で恋愛していなかったときに溜まったものがガソリンになって、世界まで羽ばたいたという想像をしていたのですが、実際はどうですか?
中村:そうですね…。不幸すぎて、スイッチが振り切れて、バーンと海外にいっちゃたんですよね。
東京にいたときは幸せでもなんでもなく、仕事も大変だし、「私何やってんだろう」って、マイナスのスイッチが満杯になって吹っ切れちゃったんですよね。さみしすぎて死ぬって思っていました。
だから今でも、東京来た直後の1~2日は、苦しかった当時を思い出してそう思っちゃいますね。
雨宮:東京がちょっと息苦しいみたいなことをおっしゃってましたよね。
中村:さっきも電車で隣の人にかばんがぶつかったみたいで、押されたりして。
「言えばいいじゃん!」と思ったんですけど、「ああ、ここは日本だ」と思って何も言えなかったです。フランスだったらそこでケンカが起こるんですが(笑)。
ケンカになったほうがまだいいなとは思いますね。パリは人間らしいから、「いやなものはいやだ」ってはっきり言うし、「ごめんね」とも言うし。
その辺が言えないから変な負の方向に行くことは多いんじゃないかなと。
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