「ジェーン・スーのチャット相談室」連載で御馴染みの『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』発売を記念して、書籍に掲載されている101個のコラムのうち10個を、AMで独占先読み企画として公開!
10月12日より大好評発売中!の本作、是非こちらで試し読みをしてみてください。
【前回の記事はコチラ】
【9】家事全般が苦手なことを、まったく悪いと思っていない。
【10】病めるときも健やかなるときも、バカ笑いができる女友達に囲まれている。
未婚のプロが未婚であり続ける最大の理由はこれ。
いいときも悪いときも、そばにいてくれるのは、女友達でした。
未婚のプロたちには必ず、かけがえのない女友達が複数います。
これが夜な夜な集まって、フェイスブックには決して載らない、海賊の宴会のような集まりを繰り広げています。
そこでは仕事、家族、付き合っている相手などへの愚痴が俎上(そじょう)に上りますが、なぜか最後は呼吸困難になるほど大笑いになる。
愚痴を笑いに昇華できる、最高の場です。
キツイことがあったとき、女友達はなにをおいても集まってくれるので、一番つらいときの自分の姿もしっかり(何度も)見られています。
そして触れられたくない話題があるときは、そっと見守ってもくれる。
つまらない愛想を振りまく必要もなく、誰かが寝言のようなことを言えば「なに言ってんの?」と返せる間柄です。
既婚の女友達ももちろんいますが、フットワークの軽さは未婚のプロ軍団にはかないません。
このように、気心の知れた女友達との集まりが優秀なセイフティネットとして機能していると、恋愛でのアレコレも「お、今度の集まりでこのネタ話せる!」などと不埒なことを考えるようになります。
そうなるともう、軸足は完全に女友達です。
そう、「さみしくない」ことがプロポーズされない最大の原因なのです。
女友達といる方が気楽だなぁ~とか、結婚はしたいけど、女友達がいるからそこまでさみしくないなぁ~と思う人は、未婚のプロになる可能性大です。
結婚と女の友情は引き換えではありませんが、曲がりまくった自分を矯正してまで、誰かの嫁になる覚悟はないのが未婚のプロ。
そして、女友達のいる未婚生活は楽しい。
なにからなにまで気が合うわけではないけれど、恋愛のように相手から連絡が来ないだけで不安になることも、駆け引きも必要ない女友達。
なんと素晴らしい財産なんでしょう。
仕事と恋愛に忙しく、女友達との充実した時間を過ごしていたら、結婚なんてしてるヒマ、ありません!
『ジェーン・スー 私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』
著者:ジェーン・スー
発行:ポプラ社
10月12日発売
Text/ジェーン・スー
【前回までの記事はコチラ】
【1】彼氏が3年以上いない!のは危険?
【2】すんなり結婚できる女は○○の腕がいい!
【3】彼の喜ばせたい気持ちを無意識に踏みにじる
【4】彼の友人との初食事!過度な自虐ネタはNG?
【5】独身は麻薬(シングルイズドラッグ)!快楽からは抜け出せない?
【6】『アルマゲドン』で号泣する男を笑っちゃダメ?
【7】男の理想は「想像しがたく、理解しやすい女」?
【8】相手は自分の映し鏡!彼の可能性を見積もるあなたは何様?
【9】家事全般が苦手なことを、まったく悪いと思っていない。
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