出会った時の入り方で関係性はほぼ定まる
スキルを身につけるという観点では、パクりまくる。自分の身近な女性をもっともっと解像度を上げて見つめてみる。漠然とじゃない。
「この人はどうやって他人に『もっと知りたい』と思わせてるのか?」
こういった視点で魅力的な人を見つめてみるだけで、今まで見えてこなかったエッセンスを吸収していける。
自分の視点が変われば、世界の見え方は変わる。最初は、良いと思った身のこなしや喋り方をそのままマネしてみればいい。自然と自分のスタイルができてくるから。
漠然とした好印象を掴もうとする振る舞いから脱却してほしい、と心底思う。
さて、別の観点で話をすると、俺は「出会いの入射角」というのも大事にしている。
出会った人との関係性は「出会ったときの入り方」でおおよそ定まってしまう。これが何よりもおそろしい。
たとえば友達フォルダに入れてしまった人を、恋人の対象として見ることは難しいでしょう。
尊敬している体で接した相手を、面と向かってディスりまくっていくことはけっこう難しいでしょう。
もちろん例外はあります。けれども、なんとなく定まった関係の惰性をくつがえすのはそれなりの労力が必要になってしまうのは心当たりがあるはず。
だから、”女(恋愛の対象)として見られたい”のであれば、最初から断固としてそのスタンスを徹底しなければいけない。ツカミのつもりで女芸人キャラになってしまってはいけない。
最初の「入り方」はその後の関係をあらかた決めてしまうし、どんな関係になっていきたいかで変えるべきだし、ここを自覚的にコントロールしていくのは恋愛で大事なポイントなんです。
この視点も忘れないでほしい。この話はまた別の機会で詳しく書くことになると思います。
自分を振り返っても、男性・女性を問わずに関係構築が上手くいかなかったパターンは出会いの入射角を間違えてしまったパターンがすごく多いと感じます。
最後に余談なんですが、”関係の落とし所”が特にないような人に会うときが俺はめっちゃ困るんですよね。
話すことも、見せたい自分もないんだもの。
とりあえず口を利かないといけないシチュエーションっていうのが一番苦痛なんだよね。
Text/ファーレンハイト
初出:2014.09.11