J: 田中さんが、焦らせたという記憶はないですか？

田: むしろ焦らせてしかいないです。
「アニメーション作るなら応援するけれど、6年間何もしていないなら、あなたには自分で何かをする才能がないと思う。だけど凄く真面目で働くのが好きだから、誰かの下で働く方が向いてるんじゃないか」と言いました。
彼も納得し、就職する！と言って2年です。

J: じゃあ、まず田中さんが謝らなきゃ。

田: 謝りました…。後から、冷静に考えるとひどいことを言っているな、と思って。でも、全然怒らないんです。
むしろ「俺のために怒ってくれて、ありがとう！嬉しい！」と言われて、こっちはますます「？？？」となってしまって、彼が望む未来が全然分からないんです。

J: とりあえず田中さんと一緒にいたいんでしょうねぇ～。
人の人生に介入して、焦らせて、守れなかったことに「口だけ」と言って別れる、というのは、私もやったことがあるのですが本当にやっちゃいけないことなんですよね…。
守れなかったというよりも、無理に約束させたようなものですから。

田: ぐぐぐ…本当にそうだと思います。
しかも、「守れなかったら別れる！」って、一番最悪ですよね。

J: ガム飲んじゃうところに恋に落ちるのに、何か約束を果たさせようとしたり、明確な未来を期待するのは、ちょっとつじつまが合わない感じがしますね。最初から、堅実な公務員と付き合えば良いのに。

田: 「いずれ結婚したい」と言われたからかもしれません…。 俺、結婚式はコレコレしたいっていうのはすごく具体的なのに、そこまでの道のりがぼんやーりしていて。
本当に想ってくれているのに、本当じゃないみたいに思えてしまって…結婚式するなら、どうすんねん。子供も欲しい？じゃあどうすんねんと。
お互いの収入とか距離とか考えていますか、と…。

J: あはははは！