恋人がいない状況は自分で選択している?
恋人がいない子供おばさんは、自分は天涯孤独なのだと嘆きます。
「フリーなのは、自分が不運な星の下に生まれたからだ」と、運のせいにします。
逆に大人女子は、孤独を受け止め、一人でいることに納得しています。
なぜなら、恋人がいない状況は「自分が選択している」ことに気付いているからです。
極端な話、単に「恋人を作る」だけなら、意外とできる人は多いのではないでしょうか?
ただ、「好きになれる人がいい」「気が合う人がいい」「自分を受け止めてくれる人がいい」「自分を好きになってくれる人がいい」と色々と条件があるから恋人ができないし、言い換えれば、作らない人は少なくありません。
つまり、自分の意思でフリーなのです。
でも、その選択は間違いではありません。無理して嫌な人と付き合う必要はないからです。
ただ、自分が天涯孤独の運命で恋愛に縁がないタイプだから恋人がいないのではなく、「自分で今の状況を選択している」ことには、気付いた方がいいでしょうね。
好きではない人と所帯を持っていた時代も
一昔前は、好きだろうが嫌いだろうが、お見合いをして結婚しなくてはいけない時代もありました。
中には、好きではない人と一つ屋根の下で暮らし、愛を育んでいくしかない場合、はじめは嫌でも、相手の良いところを見つけ、関係を築いていき、その努力によって本当に愛し合う夫婦だっていたはずです。
以前、こういった話を聞きました。
旦那さんに先立たれたおばあさんは、式の前日まで泣いてしまうほど嫌だったお見合い結婚をしたそうです。
でも、一緒に過ごす月日で旦那さんが自分をとても大切にしてくれていることに気付き、段々、愛を育んでいったのだとか。
亡くなる前に旦那さんが彼女にこういったそうです。「死んだら風になってお前のそばにいる」と。
だからおばあさんは風が吹く度に旦那さんが傍にいると思うそうです。そして、「今、人生最大の片思いをしている。旦那さんに恋をしている」と。素敵なご夫婦ですよね。
人と関係を築くのは簡単ではありません。
自分の理想と違っても、それでも相手とうまくやっていく方法を見つけ、時には顔が見たくなくなることだってあっても、それでも夫婦としてやっていかなくてはいけないこともあるもの。でも、それを乗り越えるからこそ結ばれる絆もあるんでしょうね。
現代は、そんな努力をしないで、好きな人と結ばれて自分の都合の良い関係を築こうとばかりしているから、恋愛、結婚ができない人もいるとも言えます。
ただ、そこまで努力しなくても、1人で生きていける世の中にもなりました。逆を言えば、1人で生きていける時代に、好きでもない人と無理やり結婚をすることを選択する人は少ないでしょうしね。
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