人の幸せを喜べると、自分も幸せになる!
「随喜功徳(ずいきくどく)」という言葉があります。
これは、「人の喜びに対して自分も喜ぶと、功徳を得ることができる」という仏教の言葉です。
そうなんです。人の幸せを喜ぶことができたら、自分に良いことが起きるんです!
人は自分の幸せを一緒に喜んでくれる人に対して、「いい人だな」と好感を抱きます。そういう人に対しては、自分もその人の幸せを喜べるようになります。
つまり、人の幸せを自分のことのように喜べる人には、応援したり、協力したりしてくれる人がたくさん現れるようになるのです。
世界一幸せな国民が多い国と言われているブータンでは、子供のころから「人の幸せを自分の幸せだと思える」ように教育されるそうです。だからこそ、幸せな人が多いとも言えます。
基本、人間関係のトラブルは、人の妬み(ねたみ)、嫉み(そねみ)の感情が原因です。
人の幸せを嫉妬することなく、自分の幸せだと思えるようになったら、自分も周りの環境も随分変わるかもしれませんね。
究極の幸せ=「無欲になる」とは?
よく「無欲になること」が幸せになる道だと言われています。これは、ある境地になると、自然と欲がなくなるものなんです。
それは、「人の幸せのために生きるのが、自分の幸せになる」こと。そういう境地になると、「自分だけが幸せになりたい」という欲はなくなり、“無私(=無欲)”になるというわけです。
でも、だからと言って、無理やり無欲になる必要はありません。欲自体は悪いものでもないですし、そこまでの境地になっていない人が無理にそうしようとしても、心が伴わなくて苦しむことの方が多いからです。
ただ、幸せになるためには、「人の幸せを自分の幸せに思える人」になることがポイントだと知っておくことは大切です。
人の幸せを喜べる人でいたいものですね。
子供おばさん…人の幸せを「悔しい」と思い、素直に喜べない。
大人女子…人の幸せを自分の幸せのように喜べる。
Text/ひかり
初出:2014.06.17
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