「私だけ性欲が強い?」パートナーと欲望に差があったらどうするか

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「いつも自分から誘ってばかりいる」逆に「求められるのがプレッシャーになってしまっている」などパートナーとの性欲差に悩み、「私だけ強い(弱い)のでは」と不安になる女性は少なくありません。

本記事では、性欲差が生まれる理由を整理したうえで、我慢や無理を前提にしない向き合い方、話し合いのコツ、折り合いのつけ方を具体的にご紹介します。

二人の関係を壊さず、安心できる距離感を見つけるための考え方を解説しますので、性欲差にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

性欲差=相性が悪い、は本当?

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「こんなにも性欲差があるなら、もしかしてパートナーと相性が悪いのかも?」と不安になったことのある女性もいるのではないでしょうか。

まずは本当に性欲差があると相性が悪いのかを考えてみましょう。

性欲差があっても関係が良好なカップル

実は性欲の強さや求める頻度に差があっても、関係が安定しているカップルは少なくありません。
その理由は非常にシンプルで、性欲差がないのではなく、差を前提に話し合えているからなのです。
たとえば月に何回が理想かをお互いに共有している、乗り気ではないときに、代わりのスキンシップを提案できるなど、お互いの性についてよく話し合っています。
性欲差があるのは当たり前で、お互いが心地よく過ごすための話し合いが「性欲差を問題にしない関係」をつくります。

相性は性だけで決まらない

相性という言葉は便利ですが、実はとても曖昧なものです。
会話のテンポ、金銭感覚、生活リズム、価値観など関係を形成する要素はたくさんあり、相性は一致する要素が多いか少ないかで決まります。
しかし全ての要素が一致する人と出会うことはまれで、多少一致しない要素があってもその他はバッチリ合っているから続いているというカップルも多くいます。
そして性欲も関係を形成する要素のひとつで、性欲の感じ方に差があっても、他の要素で合う点が多ければ相性が良いと感じることもあるでしょう。

問題は差そのものではなく向き合い方

実は、本当の問題は性欲差ではありません。
本当に深刻な問題は、相手に本音が伝えられず、我慢が積み重なっていたり、断られるたびに自己否定してしまったりすることにあります。
つまり性欲差に関して相手としっかりと向き合わずにいることが、不安や自己否定に繋がってしまうのです。
性欲差は放っておくと心の距離に変わることがありますが、逆に言えば丁寧に向き合えば関係を深めるきっかけにもなるでしょう。

性欲差について話し合うときのポイント

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性の話題はとても繊細であるからこそ、伝え方が何より大切になります。
ここからは、性欲差について話し合うときのポイントを3点ご紹介します。

責めずに伝える言葉選び

NGなのは、「なんでしてくれないの?」「普通はこれくらいじゃないの?」という言い方です。
このような言い方をされると相手は「責められている」と感じて防御的になったり、逆に攻撃的な返答になったりすることがあります。
言葉選びのおすすめは、“Iメッセージ”で伝えることです。Iメッセージとは世間や一般常識ではなく「自分はこう思う」と自分を主語にして相手に気持ちを伝えることをいいます。
「私はもう少し触れ合えると嬉しい」などと、主語を“あなた”ではなく“私”にするだけで、攻撃的に伝わることなく気持ちを共有できるでしょう。

「頻度」ではなく「気持ち」を共有する

話し合いが“回数の交渉”になると、どちらかが義務感を抱きやすくなりますが、本当に大切なのは「なぜそう感じるのか」という気持ちを共有することです。
触れ合いが愛情表現だと感じている、疲れているときは一人の時間がほしいなど、背景を知ると、相手の行動の意味が変わって見えることがあります。
回数にこだわることなく、気持ちが満たされることを目的に思っていることを共有すると、より相手に伝わりやすいでしょう。

一度で結論を出そうとしない

性欲は体調や仕事の状況、ホルモンバランス、ストレスによっても変わります。
だからこそ、「今日話し合ったから解決」ではなく、定期的にすり合わせる感覚が大切です。
性的なことに真剣に向き合って話し合える関係そのものが、心の絆を強め、お互いが抱いている不安の解消につながります。

性欲差の折り合いをつけるための工夫

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性欲差は完全一致を目指すより、「二人にとって無理のない形」を探すことが現実的です。
そこで、性欲差の折り合いをつけるための工夫について考えてみましょう。

スキンシップの形を広げてみる

カップルの関係性において、性行為だけが親密さのバロメーターではありません。
ハグを習慣にする、一緒にお風呂に入る、マッサージをし合うなどの、性行為以外のスキンシップが多いと「頻度」へのこだわりが和らぐこともあるはずです。
愛する人の肌に触れるだけでほっとするという人も多いので、性行為以外のスキンシップの形を広げることで、一緒にいて心安らぐような、気持ちの満たされる時間を作りましょう。

お互いが納得できる妥協点を探す

妥協というとネガティブに聞こえますが、2人の関係においては“歩み寄り”であるととらえて良いでしょう。
たとえば、忙しい時期は回数を減らす代わりに、ゆっくり過ごす日をつくる、誘い方のサインを決めておくなど、2人の間の決めごとを作ることをおすすめします。

「どちらかが我慢する」ではなく、「二人で決める」ことが重要で、お互いが納得できる妥協点を見つけるまで、よく話し合う時間がとても大切なのです。

関係性を深める別のアプローチ

性欲差があると、「愛されていないのでは」と不安になることもあるでしょう。
そんなときは、スキンシップと同じように愛情表現の幅を増やすこともひとつの方法です。
言葉で感謝を伝えたり、同じ趣味を一緒に楽しんだり、2人で歩んでいく将来の話をしたりと、心のつながりが強まると性の問題も“2人で共に向き合う課題”に変わります。
2人で同じ課題に取り組むことでより関係性が深まり、絆も強くなるでしょう。