
夫婦のレスは決して珍しい問題ではなく、多くのカップルが直面する問題です。
現在パートナーとのレスに悩み、どう話し合えば良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。
どちらか一方、あるいは双方が「寂しい」「つらい」と感じているなら、それは向き合う価値のあるテーマであるといえます。
本記事では、レスの定義や主な原因、よくある誤解を整理したうえで、傷つけずに話し合うコツや、現実的な改善のヒントを解説します。
夫婦のレスでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
夫婦がレスになる主な原因

夫婦がレスになるのはどういった原因があるからなのでしょうか。
レスの原因としてよく挙げられる事柄とは、以下のようなことであると考えられます。
仕事・家事・育児による慢性的な疲労
最も多い原因のひとつが、慢性的な疲労とストレスです。
長時間労働、通勤、家事分担の偏り、育児の負担などが重なると、心身ともに余裕がなくなってしまい、性生活について考えることができなくなってしまいます。
特に子どもが小さい時期は、睡眠不足や生活リズムの乱れが続きやすく、性欲よりも「とにかく休みたい」という気持ちが優先されがちです。
また、疲労が続くとホルモンバランスにも影響し、性欲が低下することも原因のひとつです。
性欲やタイミングのズレ
夫婦であっても、性欲の強さや性交渉を持ちたくなるタイミングは一致しません。
また夫婦それぞれの加齢、ホルモン変化、ストレス、服薬、体調などによっても性欲は変化します。
片方が求めたときにもう一方が疲れていたり、気分が乗らなかったりすることが続くと、誘う側は自分を拒絶されているような気持ちになり、拒否される不安から次第に誘わなくなってしまいます。
一方、断る側もプレッシャーや罪悪感を抱えやすくなり、心の距離が広がってしまいます。
心理的な距離が広がるきっかけ
日常の小さな不満やすれ違いが積み重なると、心理的な距離が広がります。
コミュニケーション不足やケンカの未解決、役割分担への不満、自己肯定感の低下などが大きく影響していると考えられます。
特に「どうせ言っても分かってもらえない」という諦めは、親密さや信頼関係を損なう大きな要因です。
性的な関係は、感情的なつながりと深く結びついているため、心の距離がそのまま身体の距離に反映されやすくなるでしょう。
傷つけずにレスを話し合うコツ

パートナーとレスについて話し合いたいけれど、「相手を傷つけてしまうのでは」という気持ちからなかなか言い出せない人もいるでしょう。
ここからは傷つけずにレスを話し合うコツを3つご紹介します。
話し合うタイミングと場所の選び方
レスの話題は非常にデリケートな話題なので、疲れているときや言い合いをしている最中に切り出すと防衛的な反応を招きやすくなります。
話し合うのにおすすめなのは、2人が落ち着いてリラックスできる時間です。
子どもが寝た後や休日の穏やかな時間など、外部からの邪魔が入りにくい環境を選びましょう。
ベッドの上よりも、リビングやカフェなど中立的な場所の方が話しやすい場合もあります。
「あなた」ではなく「私」を主語にする
「どうしてしてくれないの?」という言い方は、相手を責めているように聞こえてしまうので、使わないように意識しましょう。
大切なのは現状を共有することであると意識し、「私は少し寂しく感じている」「もう少し触れ合えると嬉しい」といった自分を主語にした言い方しましょう。
自分から心を開いて感情を開示することで、相手は防御的になりにくくなります。
また相手の話を遮らずに聞く姿勢も重要です。「そうだったんだね」と相手の言葉を受け止めるだけでも、安心感が生まれやすいでしょう。
一度で解決しようとしない
レスの問題は、長い時間をかけて形成されていることが多く、一度の話し合いで解決するものではありません。
結果を急がずに継続的に対話すること自体が関係修復のプロセスとなります。
小さな気づきや変化、互いの気持ちを共有しながら、少しずつ理解を深めていきましょう。
必要であれば、カウンセリングなど第三者のサポートを検討するのもおすすめです。
レス改善のためにできる工夫

夫婦のレスを改善するためには、工夫が必要です。
ここからはその工夫を3つご提案しますので、ぜひ参考にしてみてください。
スキンシップの形を見直す
レス改善というと「性行為を再開すること」に意識が向きがちですが、まずは性に直結しない軽いスキンシップから始めるのが効果的です。
手をつなぐ、ハグをする、肩に触れるなど、日常的な触れ合いは安心感を与え、親密さを育てます。
また性的なプレッシャーが少ないため、自然に距離を縮めるきっかけにもなりやすいでしょう。
生活習慣や環境を整える
睡眠不足、運動不足、過度なストレスは性欲に直結します。
十分な休息、軽い運動、バランスの取れた食事は、心身の状態を整える基本となります。
また、夫婦で協力して家事や育児の負担を見直すことも重要です。
お互いにゆったりと余裕のある時間をつくることが、親密さを取り戻す土台になるでしょう。
さらに寝室の環境を整えたり、デートの時間を意識的に確保したりするのも効果的です。
いつもと違う場所に行くことで新鮮さを感じ、お互いの新たな魅力に気づくきっかけにもなります。
小さな歩み寄りを積み重ねる
大きな変化を一度に求めると、挫折しやすくなります。
レスを早く解消したいからといって、急に性的な話題を増やしたり、セクシーな雰囲気で相手に迫ったりすると、逆効果になることも少なくありません。
「週に一度は二人で話す時間をつくる」「感謝を言葉にする」など、小さな行動を積み重ねることから始めることをおすすめします。
こうした日常の積み重ねが信頼と安心感を育て、結果的に性的な関係の改善にもつながります。
進展がゆっくりでも、それは失敗ではありません。2人の問題を解決するための一歩だと思って、気長に歩み寄っていきましょう。