敬語とタメ語でツンデレ感

オトナっぽいLINEであれば、丁寧な言葉遣いを心がければ済む話です。しかしそれだと可愛さが足りません。逆にトイプードルなどのスタンプを挟めば、可愛らしさは演出できます。しかしそれだとオトナっぽさが足りません。

そこでご提案したいのが、敬語とタメ語を絶妙に織り交ぜる手法です。例文を挙げたほうが手っ取り早いかな。意中の殿方と、食事の約束が成立したとして、敬語とタメ語を絶妙に織り交ぜるとするならば……! 
「焼肉わーい」「楽しみにしています」
……みたいなカンジ。これが、「焼肉わーい」「楽しみだー」だと幼い印象になっちゃいます。逆に、「焼肉久しぶりなので、楽しみにしていますね」だと可愛さが足りません。ゆえに、敬語とタメ語を織り交ぜることが大事なのです。

「敬語とタメ語の織り交ぜ」って、言わばツンデレみたいなもんかと。逆に、食事の約束が相手都合で流れたとしましょう。「気にしないで、お仕事頑張ってください」「でも会いたかったな」のように返せば、ツンデレ感でギャップ演出できます。オトナの女性として、仕事なら仕方ないという懐の深さをアピールしつつ、しかし本音では会いたかったというプチ我儘で可愛さも滲み出るので一石二鳥です。これにて、「おばさん構文感」は排除できたと言えるでしょう……いや、ちょっと待った! 

内容のおばさん感にも注意!

どれだけ敬語とタメ語でツンデレ演出しようとも、内容が「おばさん」だと一発アウトです。ミカコちゃんがかき集めた情報によると、野菜や健康などの話題や、お母ちゃんのような世話焼き感は「おばさん構文」とジャッジされるらしい……。

ってことは、「朝ご飯にスムージー作ってみたぉ」などの健康アピール+画像は「おばさん構文」になっちゃいます。朝ご飯報告するとしても、「吉野家で朝牛セット完食!」などのほうが好印象なのでしょう。

「お母ちゃん感」も然り。相手から「大学時代のサークル仲間と飲み会」など送られてきたとしても、「飲み過ぎないよう気をつけてね」はご法度! むしろ、「浴びるほど飲んで来い!」くらいのほうが、よっぽど好印象かもしれません。

Text/菊池美佳子