社会的な要因が男女の性意識に与える影響

ひと昔前は40代を過ぎてできた子どもを「恥かきっ子」と呼ぶ風習がありました。

このように40代を過ぎて性に対して積極的であることは社会的に「恥ずかしいこと」ととらえられていたのです。そのため、男女ともに40代で性的なことに前向きになるのにためらいを感じる人も多いでしょう。

年齢を重ね、性欲が高まっても恥ずかしいから言い出せない、パートナーにも「いい歳をしてはしたない」と思われたくない、という思いから、自らの性意識に蓋をしてしまう人も多くいます。

40代からのパートナーシップをより良くするための対話法

40代からのパートナーシップをより良くするには、性に対するオープンな対話がとても効果的です。

なかには、いい歳だから性的な話題は暗黙の了解、というカップルも多いかもしれません。

しかしあえて性的なことをオープンに話し合うことで、よりお互いの性に対する意識や価値観、求めている性的コミュニケーションを理解しあうことができるようになります。

親密な関係である2人だからこそ、恥ずかしいという気持ちを乗り越え、あえてオープンに話し合うことが必要なのです。

ただし自分がオープンに話し合いたいと思っていても、パートナーの受け入れ態勢が整っていないと何も伝わらない可能性があります。

性に関するコミュニケーションをとる際は、パートナーがリラックスして受け入れやすいコミュニケーションスタイルを意識しましょう。たとえば寝る前に一緒にベッドで横になっている時に気持ちを伝えてみたり、自分の求める性的コミュニケーションが描かれた映像作品を一緒に観たり。

普段のパートナーのライフスタイルや性格に合ったコミュニケーションスタイルを探りながら、お互いにリラックスした状態で話し合える方法を見つけると、よりオープンな話し合いが可能になるでしょう。