最初に無理めな要求をする心理テクニック

ドアインザフェイスとはウィ〇ペディアにも堂々掲載されている心理テクニックです。引用すると「説得者は、回答者が断る可能性が最も高い大きな要求を1番目に行うことによって、2番目の要求を回答者に従わせるように説得する。 その場合、回答者は、同じ要求が単独で行われる場合よりも、2番目のより合理的な要求に同意する可能性が高くなる」と記載されています。

小難しいので分かりやすい例を挙げましょう。百貨店の婦人服売り場で、店員から5万円のワンピースを薦められたとします。大半の人は「ワンピに5万は出せないなぁ」と断るでしょう。次に店員は2万円のワンピを薦めてきます。すると不思議なことに「(5万のワンピに比べりゃ)2万はお買得かも!」と、財布の紐が緩みます。これがドアインザフェイスです。

これをそのまんまセフレと過ごすクリスマスに応用しましょう。まず「31日って何してる?」と投げかけます。大半のセフレ男性は「実家に帰る」など、予定が入っていることをアピールしてくるでしょう。その背景には確実に、「俺ら恋人同士でも無いのだから大晦日に会う必要はなかろう」って本音があるはず。

大晦日を断られたら…

大晦日は予定がある旨伝えられたらすぐ、「じゃあ24日(もしくは25日)はどうかな?」と提案してください。セフレ男性にとっては、大晦日に会うよりはハードルが低いって解釈になるでしょうからオッケーが貰える可能性大。更に! 

確率を高めるべく「じゃあ24日(もしくは25日)、小一時間くらいどうかな?」と付け加えるのも大いにアリ。朝まで一緒に過ごしたいとかではなく、小一時間なら……と相手のプレッシャーを緩和させることができます。

ドアインザフェイスで、クリスマスに奇跡が起きることを願っていますね。

Text/菊池美佳子