「自分に優しくしてくれる=好きだからだ!」と先走っていたあの頃

最近、たま〜に独り身だった頃の自分のことを思い出しては「無いわ〜」と萎えることがあります。
たとえば、「私のことが好きだからこの男はこんなに優しくしてくれるんだ!」なんてなりがちだったところはまさに私の反省すべきところです。

こんなにお金と時間をかけてくれるってことは…

昔、仕事の関係の人だけれどプライベートで書店に行くのに付き合ってくれたり、何故か「欲しいな〜」と呟いた本を買ってくれたり、散歩に付き合ってくれたり、仕事に関係のないところにまで自分に金と時間をわざわざ時間を使ってくれていることについつい勘違いしてしまったという私的大事件がありました。
だって、多少の好意がなかったら私なら距離は起きたいものです。
なんで好きでもない相手が「欲しいな〜」と呟いた本を買わなくてはならないのか。
散歩なんて、興味もない相手と一緒にしてたらただの苦行でしかありません。

私は昔Tinderでマッチングした人と散歩目的の上で会ったことがありましたが、写真と実物が悪い意味で違いすぎて5分で解散したことがありましたから。
仕事関係の相手とはいえ、仕事関係以上のことをしてもらっていると、やはりそこには好意か下心があるからなんじゃないかとしか当時の私には考えられなかったのです。

それでまぁそのあと私はやらかしたわけなんですが、何をやらかしたかはみなさんお察しの通りということにさせてください。
結末としては、そのやらかしが原因で仕事が無しになりました。
やってはいけないことを、やらかしたということです。
(一応言っておきますが、性的な関係を持ったというのではないです…)

歳が近かったことと、もともと憧れの人だったということもありあんな過ちになってしまった。時々フラッシュバックする瞬間があり、そのたびに心の中で謝罪しています。

彼らが私に優しくしてくれた理由

何故好意もないのに優しくするのか? 優しくしないでくれ!

そんな風に心の中で叫んだことのある女性諸君はきっと少なくはないと思います。
しかし、「自分だったら興味もない男にわざわざそんなことしない」というこの考え方がそもそも間違っているのだと近頃気付きました。
「自分が興味もない女の子にわざわざそんなことをするのか?」そういう風に考えるべきなのです。

相手が女性だったら、私は自分を男性だと仮定だとしなくても、優しくしたいものです。
さらに年下だった場合どうするだろう? 優しくしないという選択肢が思いつきません。
ご飯だってなるべく奢ってあげたい。先に食べ終わって相手の子がまだまだゆっくり食べてる最中で「遅くてごめんね」と謝られても「気にしないで、ゆっくり食べてていいよ」と言ってあげたい。なるべくソファー席を譲りたいし、こっちの最寄りまでわざわざ遊びに来てくれたなら駅まで送ってあげたい。
もしも何かに悩んでいたら、その悩みに寄り添って聞いてあげることだってしたい。
女である自分だって、相手が男だったらどうでもいいと思うけど、女の子には優しくしたい。だって、やっぱり女の子だから。