ミカコちゃん:「ねぇねぇイシジマ、AM読者様の中で一番、読書から恋のヒントを得たい女性って誰?」
担当編集I嬢:「やはりエーリッヒ・フロムの『愛するということ』は必読でしょうか」
今週のテーマは「恋と読書」です。現代人の活字離れが加速化している昨今ですが、AMをお読みいただけている読者様は、比較的「読むということ」が好きでらっしゃるかとお見受けいたします。AMは読み物の媒体でございますから。
恋に限らず、仕事や人生に行き詰ったとき、たった1冊の本が自分を変えてくれることがあります。しかも本ってリーズナブルなんですよね。例えば最近ミカコちゃんが買った雨穴さんの『変な絵(双葉社)』は1400円でしたし、文庫本であれば500~700円程度で売られています。1000円前後のお値段で恋や仕事や人生がガラリと変わるって、相当オトクと言えるでしょう。
AMは恋愛に特化したウェブメディアですから、仕事や人生はさておき、この記事では「恋に悩んだときに読むべき本」をご提案したいと思います。
おっと、その前に。「恋に悩むとき」を明確にしておく必要がありますね。私たち恋する乙女は、一体どのような状況下に陥ると恋に悩むのでしょうか?
ミカコちゃんが思うに、「彼氏や想い人から〇〇された!」で悩む女性は少ないかと。むしろその逆で、「彼氏や想い人が〇〇してくれない!」で悩む女性のほうが圧倒的多数であるように見受けられます。
具体例を挙げると、「マメにLINEしてくれない!」とか「会う時間を作ってくれない!」とか「マッチングアプリを退会してくれない!」とか。
彼がLINEをくれない!と悩んだら
以上を踏まえ、「相手が〇〇してくれないことに悩んだとき」という大前提の上で、今こそ全ての日本国民に問います。
恋に悩んだときはどのような本を読むべきなのでしょうか?
そんなことも知らずに、やれ「ひと昔前に大流行した恋愛ハウツー本を読み返してみようかな」とか「いっそのこと自己啓発系に走るのもアリかもしれん」などと言っている日本人のなんと多いことか。
しかしミカコちゃんは知っています。恋に悩んだときに読むべき1冊とは……!?
「石田衣良さんの『娼年(集英社)』」です。
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