「新しいもの」と「昔からのもの」に焦点を当ててみて
五月病は、ほとんどが一過性のもの。しばらく我慢していれば、体も慣れてくるし、気持ちにも余裕がでてきてなんとかなるわ。
ただ、慣れてくるまでうまく過ごすコツというのがあります。
それは、自分がいつも慣れ親しんでいるものに触れるということ。
五月病の大きな原因の一つには「新しい環境」があるわ。
全てが新しいことだらけだと、疲れてしまう。だから、自分がもともと慣れ親しんだ環境でくつろぐ時間をとることが大切よ。
たとえばアテクシなんかは、本屋さんや、チェーン系列のショッピングモールをぶらつくのが習慣になっています。
これはどこに行ってもあるし、雰囲気も似ているので、「疲れたな」と感じたときには、頻繁に行うようにしているわ。
また、昔ながらの友人や、親と長電話をしたりするのもOK。慣れ親しんだものは、もちろん「人間」であってもいいわけです。
昔から変わらないものに触れることによって、「ああ、色々環境が変わったけれど、そうじゃないものもあるんだな」と安らぎを得ることができるわ。
そして、新しく変わったものにも落ち着いて目を向けることができる。
「五月病」の回避には「新しいもの」と「昔からのもの」、この二つに焦点を当てることが大切だと思うのよ。
ただ五月病も、あまりこじらせてしまうと「適応障害」や「うつ病」など、医療的な対応が必要な疾患になっていくこともあります。
次のような症状が続く場合は、一度精神科や心療内科を受診したほうがいいでしょう。
①眠くても寝付けない。
②せっかく寝付いても、疲れてるのにすぐ起きてしまう。
③気がついたら人前で泣いていることがある。
④食欲が無く、ダイエットしているわけでもないのにここ1、2ヶ月で数キロ体重が減った。
⑤頭痛、吐き気、めまい、動悸などが急によく起きる様になった。
⑥休日も遊ぶ気がせず家に閉じこもっている。
よく「こんなことでかかっていいの?」って思う方もいるみたいだけど、何かあっても早めの対応をしたほうが軽く済むし、遠慮する必要は全くないわよ。そのための医療機関ですもの。
参考になったかしら?
Text/Tomy
初出:2014.05.20
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