セックスレスに陥るパターンとその解決法?
今回は前回に引き続き、「セックスレス」についてとりあげてみますわ。
一言で「セックスレス」といってもいろんなケースがあるの。前回はそんな様々なケースについてご紹介したわね。じゃあ、おさらいしながらその対応方法について考えて見ましょ!
1:相手と自分のセックス感が違う
セックスって、案外人によって価値観が違うもの。
少なくとも、男性にとっては生理的にたまってくるものを排出したいという単純な一面もあるわ。
だから、その補助として、彼女がいてもAVなんか見てしまうのよね。
でも、それは彼女のことに飽きたとか、愛していないとかいう問題でもないの。
たとえば愛情表現でしかセックスできないという人もいるし、スポーツ感覚でセックスする人もいる。
自分のパートナーと自分とのセックスに対する前提が違えば、不毛な喧嘩を引き起こしてしまい、それがセックスレスにつながることにもなるわ。
だから、冷静になったときに、自分にとってのセックス、相手にとってのセックスというものを一度確認したほうがいいわね。
そして、そこにずれがあればお互いのセックス感を理解してもらって、妥協点を探っておくべきだと思うの。
それは他人との比較で「これが普通」などと決め付けず、自分と自分のパートナーが納得できるものであればいいと思うの。
2:相手が疲れている
仕事などで疲れてしまっていると、単にセックスする体力がなくなっていることも考えられるわ。
精神的、肉体的に疲れすぎているとセックスなんてする気にもなれないこともあるのよ。
これはかなり個人差があって、20代前半でもEDに近いような状態になってしまう人もいれば、60代、70代でも元気な人もいる。
あと、意外と男性って繊細なもので、一度何かの加減でうまくいかないと、「次もうまくいかなかったらどうしよう」と不安が不安を呼んでどうにもならないこともあるわ。
そういうときは、「セックスレスが辛い」というあなたの気持ちをとりあえず置いておいて、彼になるべく「リラックスしてもらう」「ストレスをなるべく減らしてあげる」と相手中心に考えてみましょう。
自分が不満なときこそ、相手のことを考える。
実はこれはセックスレスに限らず自分の不安を取り除く最もいい方法なのよ。
自分の利益や幸せだけを考えていると「いつそれが無くなるか」ばかりに目がいくようになる。
そうすると目先のことしか考えられないから、逆に不安で不幸せになってしまうの。
「相手が幸せになってもらえば自分も幸せだ」という思考回路に切り替えてしまうと、常に何をすればいいのかはっきりするし、それが愛情として相手に伝わるから、彼もあなたを自然と愛したいと思うようにもなるのよ。
3:相手があなたの不満に気がついていない
男ってかなり鈍感なのよね。
あまり男に「気づいてもらおう」と態度で示してもなかなかうまくいかないこともあるわ。
逆に無言のプレッシャーが物凄くなってしまって、逆に彼が近寄りがたくなっていることだってありうるわよ。
愛し合っている男女がセックスについて話をすることは、当たり前で何にも恥ずかしいことではないから、直接相談してみたほうがいいことも。
4:既に愛する相手というより「身内」になってしまっていてセックスする気にならない
これ、実はよくあるケースよ。特に夫婦の間で子供ができちゃうとこうなりやすいわ。
「男」と「女」の関係から、子供を中心とした「お父さん」と「お母さん」の世界に入ってしまう。
そうすると、どうしても恋愛対象というより、「身内」の感覚になってしまうのよね。
いくら子供から見て「お父さん」や「お母さん」であっても、それをパートナーの呼び名にしてしまうとなんとなく自分の「お父さん」や「お母さん」と重ねてみてしまうもの。
一種の言葉の刷り込み効果よね。
これを解決するには、子供の前で「お父さん」「お母さん」と呼んでも、夫婦の間では名前や「あなた」などと呼ぶようにする。
たまには子供を親に預けて夫婦だけの時間を作る、などの工夫が必要よ。
5:愛人が別にいる
最後に、こういう可能性もやはり念頭に置かざるを得ないでしょう。
どんなに忙しくても、浮気してなさそうに見えても、やる人はやるわ。
でも、最初から疑ってかかると、どんなことでも浮気の証拠に見えてしまうの。
だから、これは忘れない程度にするだけでいいわ。決定的な証拠が出てきてから考えることにしましょう。
今回は2回にわけて、セックスレスに陥りやすいパターンと、パターン別の対策方法を書いてみたわ。
実はアテクシのお悩み相談でも、セックスレスのお悩みは案外多いのよね。
どうしても同じパートナーがずっと暮らすわけだから、知り合ったころのようにはいかなくなるのが普通よ。
まあ、そこそこ不満がない程度になればいいやぐらいの気持ちで、肩の力を抜いて対策したほうがかえってうまくいくわ。
参考になったかしら?
次回は、「彼との年の差にモヤモヤしてしまうN.Oさんの相談」をお届けします。
Text/Tomy
初出:2013.07.11