スキッ歯でもモテる!フランスのモテ

フランス人は目が命

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昨日、近所のカフェでお茶していたらパリらしい光景を目撃しました。

パリでは珍しい黒髪でヴィクトリア・ベッカムにソックリのサーバーがいて、 目がつりあがりそうなほど縛り上げたポニーテールをわっさわっさと揺らしながら接客していたのですが、
その女性をじーーーーーーーっと目で追い続けるムッシューが1人

そのムッシューは年齢でいうと50代、サラリーマンではなく革ジャンに短めの髪とヒゲスタイルでタバコが似合う渋いオヤジパリジャン風体です。
彼は店に入って席に座るなり彼女を発見し、店にいる間の90%以上の時間「彼女を見る」という行為に費やしていました。
パリでは案外、直接口説くというよりも
「まずは視線から」
というのが男女の関係の始まりといっても過言ではありません。

こんな風にカフェでも地下鉄でも道端でも「気になる異性はとりあえず見る」
そして「あなたに気がある」という信号を送ります。

私はそういう異性に釘付けになって本能にスイッチの入った動物のようになるパリジャンを観察するのが大好きです。

こんな風にフランスでは目線が大事だということを改めて感じる出来事が他にもありました。
みなさんヴァネッサ・パラディというフランスの歌手・女優を知っていますか?
ジョニーディップの元奥さん、と言った方がピンと来る人も多いかもしれませんね。

私がヴァネッサ・パラディを初めて知ったのは、シャネルか何かのポスターででした。
その時の衝撃がいまだに忘れられません。
おかげでそのポースターを見た場所が東京のお台場でそれが夜だったという記憶まではっきり残っています。
そのポスターの彼女の口元からはブラックホールのように深い闇が歯と歯の間にくっきりと映し出されていました。
つまり、びっくりするほど前歯がスキッ歯だったのです。
「スキッ歯=シャネルのモデル」という公式が私の中では理解がどうしても理解できなかったからこそ衝撃的だったわけです。

そのポスターを見た日から10数年が経過し、先日テレビで初めて彼女がしゃべっている姿を見ました。
やっぱりスキッ歯。
でもね、テレビ越しに吸い込まれそうなほど彼女に釘付けになってしまいました。
彼女の話を漏らさずに聞こう、そう思ってしまうほどとっても魅力的に見えたのです。
ジョニーディップの元妻、というだけで相当のセレブなのに全く気取ってなくて、キラキラした目で素直に話す姿はなんだか「セレブ」という言葉には縁が無いような透明さがありました。
彼女の魅力がようやく分かった気がするなと思いつつも、他のフランス人は彼女に対してどんな印象を持っているのか気になってきました。