外国人の彼を頼ってはいけません
先日、私の著書『世界婚活』の本を、たまたま手に取って読んでくださったという方から一通のメールを頂きました。
30歳を手前にして、これからの仕事や結婚に悩むその女性は、日本で出会った外国人の彼に再会するためにヨーロッパを訪問すること、パリにも来るのでお会いできないでしょうか?という相談だったのでした。
そして、パリで彼女と会うことになりました。
私の家の近くのカフェに入り、なんだかお互いに緊張してぎこちなくも、彼女はせっかく日本から彼を訪ねに来たのに彼が仕事につきっきりであまり遊べないこと、だからヨーロッパ各国を1人で旅行していること、また彼との将来について不安を抱いていることなどを話してくれました。
また『世界婚活』の本を読んで、まさに彼女が感じているような悩みや、不安を著者の私も感じていたことに驚き、とても共感してくれたようでした。
私自身、愛に飢えて何のあてのない世界での婚活の旅に飛び出したわけですが、彼女と私の違う点を一つ挙げるとしたら「彼女には既に関係のある男性がいる」ということでしょう。
ここで危険なのは彼女が彼に「ものすごい期待をかけてしまうこと」です。
彼がいるから私は日本を出て、彼の住む国へ移住する。こういう一途さは失敗した時のリスクが高くなってしまうのです。
また、何より彼に期待すると、彼がその期待と違った場合彼女は
「こんなはずじゃなかった!」
と、がっかりし、そしてうまくいかない状況を彼のせいにしてしまうでしょう。
実際に私は海外で良き人と出会えて結婚をして、今も一緒に生活をしていられるのには、大事なポイントを押さえているからだと思います。
そのポイントとは、相手に期待をしないということです。
他の誰でもなく私が選んだ人であるから、何があっても自分の責任である。
ということを肝に命じているからです。
こう書くと、なんだかとても厳しく感じられるかもしれませんが、「ま、しょうがないよね〜」と思えるかということなのです。
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