どこの国に住んだらいいのかわからなかったら、
とにかく色んな国を訪ねてみること
多くの人は私のことを「なんて行動力がある人なんだ!」と言いますが、ポジティブな気持ちだけで行動したのではなく、東京に1人でいるのが苦しかったから、逃げ出したかったという反動もありました。
もちろん、海外に住んでいる人みんなにこういう体験があり、移住したということではないと思います。
私の場合「パリに恋した」わけですが、海外移住を決めるときにはなにより「心地がいいかどうか」ということも重要なポイントです。
海外に住んでみたいという人から相談を受けることも多いのですが、「どこの国に住んでみたいのかが分からない」ということを聞くことがあります。
そういう場合は、とにかく色んな国を訪ねてみて「なんだか心地いい」、「観光で訪問するだけじゃ物足りない!もっとステイしたい!」と思える国を探すことをおすすめしています。
あとは恋愛、結婚を求めて行くのであれば、自分がモテる国であるかどうかも重要なポイントです。
私はイタリアに行った際、誰にも声をかけられたりすることはありませんでした。ガイドブックには「路上でのナンパに注意」なんて書いてあるのに!です。
どうも、私はイタリアでは「女性というよりも子供」だと思われたようです。なぜならイタリア人の女性たちは「いかにセクシーであるか」を競うように着飾っていたからです。
レストランで見かけた男性は、いかにセクシーな女性を連れているかを誇っているようでした。女性もまた、そう思われることを意識しているのがはっきりと見てとれたのです。
さて、ほんの数ヶ月であればビザ取得なしでの海外滞在も簡単にできます。ためしに住んでみるというのもいいと思います。また、いざ移住してみて「やっぱりだめだ!」と思ったら、また日本に帰ればいいだけの話です。
それを色んな国に行って肌で感じてみる。舌と胃袋で感じてみる。恋をしてみる。
もちろん海外では日本では遭遇しない問題も数々ありますが、それに絶えれない日本人も少なくありません。そんなにたくさん問題があってもまだ住みたいと思う国であれば住み続ければいいのです。
「よく知らない」ことが「不安」につながり、一歩踏み出せない人もいるでしょう。
でも、ご心配なく。案外日本人は世界中どこにでもにいるし、一歩世界へ踏み出してみると、そんなに難しくないことだと言うことが分かると思います。なにより、自分自身を納得させて、行動を起こさせることの方が一番大変なのかもしれません。
一歩踏み出せば人生の選択肢はぐっと広がること間違いはありませんよ。
Text/中村綾花
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