幸せの「軸」を知る
Karrie Nodalo
「パリではいつもここで朝ご飯」そんなタイトルでファッション雑誌に登場する日本人モデルやセレブたちのお姿は『日本人の思うパリ』ファッションでガッチガチに固められていて、「そんなパリジェンヌ実際おらんわ!」とつっこんでしまうパリ在住の私です。
どうしてでしょう? どうして日本人のお洒落は「服に着せられてしまう」格好になってしまうのでしょう?
パリジャンやパリジェンヌたちがどんなボロ服を着てもお洒落になってしまうのはずるいなと思ってしまうけれど、やはりそれは彼らに似合う彼ら自身の服を着ているからなのでしょう。
日本人がいくら彼らの真似をしても、それはやっぱり真似でしかないのです。
ただ、そのまんまの真似だと本当にボロ服になってしまうので、日本人は新品の服を買って着ます。
それだから余計に洋服を着せられたお人形のようになってしまうのです。
私はパリで結婚して、貧乏生活をするようになってから物欲が消沈してしまいました。
その理由を考えてみると
・無駄遣いするお金がない
・パリには、モノをやたらめったら買う人がいない
・人と比べることが激少した
・日本ほど、モノに溢れていない
こんな感じです。
あとは、やっぱり自分の幸せの「軸」を意識するようになったから、というのが大きいと思います。
ずーっと一人でいるのが嫌で、日本を飛び出して世界でパートナー探しをしたくらいですから、欲しいものはハッキリしていました。
「愛」が欲しかった。
そして、ようやくそれが手に入ったので、それ以外は別にそう大切ではない…はずなんですが、やっぱりその軸もブレたり、怪しくなってくることもよくあります。
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