丸山さんがクソリプにも返す理由
──丸山さんって、人から天然と言われると思うのですが、お話を聞いていると、世にいう天然ではないのかもしれませんね…。
丸:天然って言ってくださる方はいるんですけど、自分が特別に天然だとは思わないんです。元々人間って生まれた時、天然じゃないですか。天然で生まれてきてるので。みんな天然ですよね。もし天然じゃなかったら、作りが人工ってことじゃないですか。
──なるほど…! 納得感しかないです。丸山さんってポジティブな印象も強くて、やはりアスリートとしての強いメンタルをお持ちにも見えるのですが、いかがでしょうか。
丸山:自分がポジティブかっていうのは客観的にみて絶対がないからわからないですけど、味方がいるって思うと強くなれるタイプだと思いますね。
──味方って、家族とか応援してくれる人たちのことですか?
丸山:それも一概には言えなくて……意外に SNS で文句言ってくる人とか非難する人とか、そういう人たちも含めて味方なんですよね。
ああいう皆さんのメッセージ見ると、やっぱり人間って色んな感情があって人それぞれ意見があるんだなって思います。だからそういう批判も受け入れて、じゃあこう頑張ろうとか、指摘されたことが自分では見えないことだったりすると、「なるほどこういう意見があるんだ」って思って参考にして。
私たちが若いときみたく怒ってくれる人って、もういなくなってくるじゃないですか。だからそういう嫌なこと言ってくる人もすごく前向きにならせてくれるひとつのものだとも思うので、全部一度は受け入れてみようって思っています。
──ツイッターなどを拝見していて、クソリプやアンチへの返信がとてもお上手だと思っていたのですが、そういう考え方なんですね。
丸山:そうですね。いいことでもそうじゃないことでも私のことを思って、私の名前を書いてくれたことに対してはありがとうだから。
──丸山さんのツイッター本当におもしろくて、「丸山桂里奈あきた」みたいなこと書かれたりしても、「だよねー」って返したりするじゃないですか。
丸山:人それぞれですからね。飽きる人もいれば飽きないでいてくれる人もいるし、それを自分に置き換えてみたら自分だって飽きることあるじゃないですか。私も飽きっぽいとこあるし。
その人がどういう気持ちで書いてるのかな? とか想像して、それを自分に置き換えることが多い気がします。
──うまく返すコツなどはありますか?
丸山:普通に自分が思ったことをそのまま返すっていう、そう決めてやってますね。
──そして、クソリプだけでなく、エゴサしてアンチツイートを見つけに行くともお聞きしたんですが、エゴサする理由はなんですか?
丸山:知っておきたいというか、自分のことをつぶやいてくれることに対しての感謝と、あとはサッカー時代にルーティンでひもパン履いてたんですけど、今のお仕事だったらエゴサをすることだったり、お菓子を渡したりとかそういうことがルーティンで、自分らしくいられることの一つなんです。だからそういうのを続けていくのは大事だって思っています。
──エゴサもルーティン! サッカー時代はずっとひもパンだったんですね。
丸山:そうなんです、でも最近ひもパンも変えようと思って、かわいいショートパンツがあって、それにしようかと。オオカミがくっついてる赤いやつなんです(笑)。
丸山さんのモテるコツ
──なんでもあけすけにお話しなさるのに下品さがないというか、モテない空気がないのも丸山さんの魅力だと思っています。
丸山:モテないことはないです(笑)
──やはり!
丸山:でもさすがに最近、「モテないっていうのは嘘です」とは言えなくなったっていうか、最近は彼氏がいないんです。サッカー現役のときはずっと彼氏いたのですが。
──今は仕事に専念されているから……。
丸山:いやーどうなんですかね。仕事があっても、隙あらば彼氏を作りたいし、サッカーのときも、隙あらば作ってきたから。いい出会いがあればなって思うんですけど、なかなかないんですよね。
あとはご一緒させてもらうタレントさんとか、スタッフの方がすごく優しくしてくれるから、それでときめいてしまって、彼氏欲しいけど現役のときみたいに求めてるっていう感じではないのかな。でもできたら欲しいです。
──男性には常に自分からアタックしていってました?
丸山: 時と場合によります。でもやっぱり好きになったら「好きだ」って伝えるべきだと思ってます!
──人から好かれる、モテるコツってなんでしょう?
丸山:好かれるコツなんてわからないです! 嫌われてると思ってるので。私、賛否の否が多いんですよ。
ただやっぱり男性でも女性でも友達でも家族でも、誠実でいるってことが一番大事なんじゃないですか。嘘をつかないとか。最終的には相手にもわかることだから、自分自身にも相手にも良くないことだし、絶対やらないって決めてますね。
──誠実であることが丸山さんの一貫した精神なのですね。
丸山:あとはポテトチップスをあげるっていうのも手ですね。ポテトチップスってあげると仲良くなりません? おいしいから。 ポテトチップス絶対あげた方がいいですよ。
──なるほど…!? 何味がいいいとかってありますか?
丸山:のり塩です! 男の人みんな好きですよ。私、常にお菓子持ってるんです、別に男の人に上げるためじゃなくて挨拶代わりにお渡ししている感じなんですけど、ただポテトチップスは絶対みんなおいしいって言うんで。
──バッグの中にのり塩をしのばせてるんですね。袋ごとあげるんですか?
丸山:そうです、袋ごとあげてください(笑)。
Text/渋谷チカ
maybe!(小学館)6月号とコラボ中です!
現在発売中のmaybe!(小学館) 内にも丸山桂里奈さんのインタビューが掲載されています。そちらもあわせて読んでいただけたら嬉しいです。そちらは、丸山さんは真剣なのかふざけているのか、というテーマです。
同号にAMの『あむ子の日常』のコラボページも掲載されています。いつもあむ子は突っ込みなしで掲載し続けていますが、maybe!の方はスペシャルバージョンで解説がついています。ぜひこの機会にお手にとってみてくださいね。
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